
「はらぺこあおむし」リベンジ!今度は大丈夫!
もう2ヶ月前の事になるのですが、今年(2020年)の6月、長女(9歳)が道端でアオムシを見つけました。
我が家は2年前にアゲハチョウ(ナミアゲハ)の羽化に挑戦した事があり、その時も蝶にはなったのですが、「もしかしたらかわいそうな事したかも?」と言う後悔があります。
その時の様子はこちらに書いてます ↓
ちょっと苦い記憶はあるのですが、娘が「羽化させてみたい」との事なので、今回は流石に越冬する時期ではないので再チャレンジしてみました。
その時の様子を記録として残しておきます。
住宅街のマンションの植え込みでアオムシ発見!
娘がアオムシを見つけたのは6月中旬。
公園で友達と遊んだ後の帰り道でアオムシを見つけたそうです。
まず1匹見つけ、その時は友達の男の子に譲ってあげ、その子からの報告で「アオムシがサナギになった」と聞いて、自分も羽化させたいと思ったようです。
娘がアオムシを見つけたと言う場所へ向かってみました。

やってきたのは住宅街のマンションの植え込み。
「よくこんなところで見つけたな」と言うのが第一印象です。

植え込みから生えてる木の葉に、数匹のアオムシがくっついていました。
前回の経験から、確かにこれは終齢幼虫(サナギになる直前の幼虫の事。アオムシは脱皮を繰り返し一齢幼虫→二齢幼虫→終齢幼虫と変化します)で、お友達の話からもあと少しでサナギになり、蝶々に羽化するアオムシだと言うのがわかりました。
この子を持って帰る事にしました。
君の名は?君はなんて名前のチョウチョになるんだい?

「捕まえてきた環境と近い方がいいかな?」と思い、割り箸で葉を吊ってケースの中へ。
前回のアオムシの時と形状は違うので、おそらく違う蝶なんだろうなという見当はつきました。


上の2つの写真を見比べると、似てはいるのですが、微妙に目のような模様が違います。
嫁さんと2人でネットで調べ、この子は
- アオスジアゲハ
で、この子がいた木は
- シロダモかヤブニッケイ
と突き止めました。
この状態からだと、10日から2週間程度でチョウチョになるらしいので、短い間ですが我が家の一員に。
Wikipedia アオスジアゲハ

捕獲当日 6/21

まだ葉を食べるかもしれないので、現場から葉を頂戴してきました。
サナギになる前に「葉をもりもり食べ、フンをブリブリする」と言うのは前回の飼育時に情報収集済み。
アオスジアゲハはクスノキの葉も食べるそうなので、もし足りなくても家の近くの街路樹にクスノキはいっぱい生えているので、今回は前回みたいにエサの葉をそんなに心配しなくてよさそうだ。
捕獲2日目 6/22


葉をモリモリと食べ、フンも物凄くします。
と言うことは、ぼちぼちサナギになるのでしょう。
捕獲3日目 6/23

まだ動き回っています。
見るたびに違うところにいます。
流石にそこじゃまだサナギにはならないよね?
捕獲4日目 6/24

ケースの角っこで動かなくなりました。
そこでサナギになるのかい?
捕獲5日目 6/25

朝起きて観察すると、サナギになっていました。
多分ここから10日くらいで蝶になるはず。
今回は、前回と時期は違うのですが、サナギが季節を間違えないように、ちゃんと昼間はお日様の陽の当たるところに飼育ケースをおきました。
サナギは陽の長さで季節を感じるそう。
前回あまり陽の当たらないところにケースを置いて、越冬サナギになってしまったので、今回はその轍を踏まないように気をつけました。
前回の模様はこちらになります ↓
捕獲6日目(サナギ2日目) 6/26

変化なし!
捕獲7日目(サナギ3日目) 6/27

変化なし。
ここからしばらく変化なしだったので、飛ばします。
捕獲13日目(サナギ9日目) 7/3


サナギの表と裏から撮影。
中身が少し黒ずんできました。
捕獲14日目(サナギ10日目) 7/4

昨日よりさらに黒ずんできました。
「これはぼちぼちだな」と言う事で、このままだと羽化して羽を乾かせる足場がないので、嫁さんがネットで調べて「さなぎポケット」を作ってくれました。
「サナギ外すの怖いよー」と言いながら、飼育ケースからサナギを剥がし、ポケットに移動してくれました。
また、なんかあった時のクッションになるかと思い、ケースに枝を数枚いれました。


捕獲15日目(サナギ11日目) 7/5

外から見て、チョウチョの羽の模様とかも見えるように。
「これもう羽化するな」と思い、気にして見ていたのですがこの夜は羽化せず。
就寝し、トイレに起きた午前1時に見たときにはまだ羽化していませんでした。
捕獲16日目(サナギ12日目) 7/6 ♪ちょうちょになりましたー


パパー、チョウチョになってるよー!
娘に起こされ見に行くと、おお、本当だ。
予想通り、キレイな模様のアオスジアゲハです。
真夜中の羽化だったので、羽化の生観察はできなかったのですが、無事チョウチョにかえすことができました。
YouTubeに動画ありました。こんな感じで出てくるんですねー。
まとめ
チョウチョの羽化。親も楽しめました!
娘はもちろん喜んでいたのですが、実は親も結構楽しかったです!
毎日「まだチョウチョにならないかなー」と観察するのは、軽く心踊るんですよね(笑)。気持ちは子供と一緒だったと思います。
さなぎポケットの制作も、嫁さんがあーでもないこーでもないとネットで調べながら作っていて、何気に嫁さんも楽しんでいたと思います。
我が家に引き取った以上、無事蝶にかえさないといけないという使命感が湧きましたし、無事蝶にかえせた事で達成感も味わえました。
この日の朝は雨だったので、子供らが学校から帰ってきた午後、雨の合間に近くの公園に蝶を放しに行って、無事飛び立っていったそうです。
サナギになる直前のアオムシを見つけたら、そこまで難しくないので、子供の教育がてら羽化させるのは大人も楽しめるのでオススメですよ!
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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