天ぷら上手になりたいな
以前「ふきのとうを摘んでふき味噌にして食べた」という記事を書きました。
前に摘んだ時は1月下旬でふきのとうはまだ走りの時期でしたが、2月の半ばにもふきのとうを摘む機会に恵まれたので摘んできました。
ふきのとう以外にも、「セリ」「クレソン」「ノビル」もいっしょに採ってきて天ぷらにして食べました。
天ぷらは総じて美味しかったんですが、うまくいった(揚げられた)ものもあり、そうで無い(べちょべちょの)ものもあり。
天ぷらを上手に揚げるのは難しいですねー。
春の公園で野草摘み
採取日は2021年2月21日(日)。
緊急事態宣言下ではありますが、前日土曜から実家にチビ3人を連れて泊まりに行ってきました。
毎年恒例だった、年末の実家すき焼きも今年はコロナで見送ったので、ジジババと孫3人はこの日が「あけましておめでとう」。
実家では子供らも私もマスクをつけて、感染対策をとりながらの帰省。
コロナも怖いけど、やっぱり孫には会わせてあげたいよね、息子として。
で、実家で一晩泊まった後、帰りにこれまでも野草を摘んだことのある公園に寄って、春野草を摘んできました。
その公園での過去の実績はこちら ↓
やってきました某公園!
この日は天気が良かったので公園で遊ぶ親子連れも多かったです。
で、以前に「ふきの葉を見かけた気がするな」と記憶していたポイントへ向かいました。
記憶どおり、公園の一角の日陰にふきの葉がありました。
と、言うことで…
花が咲く前のふきのとうを発見しました。
ふきのとうの天ぷらをやってみたかったので、もちろん摘んで帰ります。
ふきのとうスポットから5m程度のところでノビル(野蒜)も発見。
ノビルは根に白くて小さな球根のような鱗茎(りんけい)というものを持ちます。
この後の処理があるので、この場で土をよーくふるい落として持って帰ります。
ノビルだけの記事はこちらにまとめてあります。
wikipedia ノビル(野蒜)
ふきのとうとノビルの次は、水辺に移動して…
いつものクレソンとセリも摘みます。
この公園ならこの2つは多分通年で摘めます。
さらにここでは昨夏にヤブカンゾウも見つけていたので、「カンゾウの若芽」が生えていないか探しましたが見つけられず。
カンゾウの若芽にはまだ時期が早かったようです。
「カンゾウの若芽」ってのはこんなです ↓
1時間ほど野草摘みと公園遊具で遊んで帰路につきました。
帰宅途中につくしが生えていないか、つくしポイントの真間川土手も覗きましたが、つくしも時期的にはまだでした。
ちなみに下の写真は昨年の様子ですが、昨年3月はこんな感じでつくし天国でした。
ノビルの下処理
採ってきたノビルはそのままだと食べれないので、下処理が必要です。
根元の薄皮をむいて、キレイにしていきます。
この皮むき作業が地味にめんどいので、ノビルは調子に乗って採りすぎると後悔します。
水でよく洗って泥を流し、根のひげ部分を落とすと、味噌などをつけてこのまま食べれます。
1本味噌をつけて食べましたが、しっかりと辛い!
目が覚めるような鮮烈さがありますね、ノビル。
古来から薬草として使われ、滋養強壮に効果があるそうです、ノビル。
天ぷらの前にノビル料理。スタミナ納豆にノビル投入
ノビルはキレイにした鱗茎部分は天ぷらにしますが、葉の部分が残ります。
こちらもニラみたいなモノなので食べれます。
「スタミナ納豆」に加えていきます。
「スタミナ納豆」と言うのは鳥取の小学校で人気の給食メニュー。
鶏ひき肉を炒め、ひきわり納豆と和えて、タバスコを加えたピリ辛のそぼろです。
ケンミンショーで見て一度作ってみたら美味しかったので、ノビルの葉を入れても問題無さそうだと思ったので夕食のおかずに一品に。
いかんせん晩のおかずが野草の天ぷらだけだと、子供らのウケが悪そうだったので(笑)。
ひきわり納豆は割高なので、家にあった納豆をフォークで潰してひきわりにします。
春の野草天ぷらを食べます
では、天ぷらを作っていきます。
カラッと揚げたかったので、調べてここらを参考にしました。
野草だけだとやはり弱いので、カニカマの天ぷらも作りました。
丸亀製麺で食べたカニカマの天ぷらが美味しかったので、これも子供らは好きだろうと。
以下、今回の天ぷらの反省です。
天ぷらは大量に揚げようとすると、でっかい鍋と大量の油が必要なので、小さい鍋の方が油が少なくて済むので今回小さめの鍋で揚げたのですが、そうすると量が揚げられないんですよね。
一家5人分の量を揚げるには、ちまちま揚げるしかないのですが、そうすると時間がかかって最初の方に揚げた天ぷらが冷めちゃう。
で、あせって油の温度が上がり切ってない状態で具材を投入すると、ぜんぜんカラッと揚がらない。
かなり揚げムラのある天ぷらになっちゃいました。
そんな話を会社でしたら「ウチはオープンで揚げ焼きにしてますよ」と言う同僚がいて、次やる時はそっちだなと思いました。
オーブンの方が量が一気に作れそうだしね。
以上、家天ぷらは難しいって言う反省でした。
一品目、ふきのとうの天ぷらです。
これは上手にカラッと揚がりました。
参考にしたレシピ通りに天ぷら粉にサラダ油を事前に入れておくと、確かにカラッと揚がました。
ほろ苦くて美味しかったです、大人の味だわ。
油で揚げると苦味は軽減されましたが、それでも子供らにはまだ苦かったかもです。
セリの天ぷらもまぁまぁ上手にできました。
香りの良い、お上品な感じの天ぷら。
ここら辺からあまり上手に揚げられてないです。
ただ味はイイ!ノビルの鱗茎は揚げると辛味はほぼ無くなります。
ほっこりと甘みを感じさせる天ぷらになってました、玉ねぎといっしょですね。
クレソンの天ぷらはかなりベッチョリの仕上がり。
油の温度が低い時に投入したので、その後温度をあげてもカラッとならなかったです。
ただ味は、こちらも生で食べるとしっかり辛味を感じたのですが、揚げると甘くなります。
もっと上手に揚げられたら良かったなと思いました。
このセリ根の天ぷらが、意外性と言う意味で、今回一番美味しかったかもしれません。
セリ根はゴボウっぽいと言うか、土の味を感じさせてくれる風味でじんわりとうまいです。
それでいてほんのり甘みがあって旨味もある感じ。
「セリは根を食べるもの」と言う人もいるらしいので、なるほど納得とうなずける味でした。
ノビル入りスタミナ納豆は、バッチリ美味しくご飯が進みました。
ただノビルの存在は納豆の風味でほぼ感じられませんでした。
まぁなんかしらの栄養素は加えられてるでしょうから、美味しかったので良しとしましょう。
まとめ
美味しかったかった!けど、家天ぷらが敬遠される理由がわかりました
昨年も春野草で家天ぷらをやって、今回人生2回目の天ぷらでしたが、主婦たちが家で天ぷらをやらない理由が良くわかりました。
唐揚げもここ1年で何回かやりましたが、唐揚げは失敗が少ないですが、天ぷらは上手に揚げるのが難しいですね。
で、時間かかるし後処理も大変だし、いろいろ汚れるし。
一応ひととおり後片付けはしたのですが、私の処理が甘かったからか嫁さんが再度掃除やら私が一度洗った皿を洗ってました。
「なんだそのあてつけみたいな行為はー(怒)」と、怒れるわけもなく、無言で見て見ぬふりをしました(弱)。
そんな大きなため息つきながら掃除しなくてもいいじゃない、嫁よ(泣笑)。
丸亀製麺とかの大きな、温度の安定したフライヤーで、俺の天ぷら揚げさせてくれないかなーと思いました。
「レンタル揚げ場」
「移動フライヤー」
とか、ビジネスにらならないかなー、嫌、マネタイズが難しいよなー、時間いくらとかじゃペイ出来ないよなー、そもそも需要がねーか…
なんて事をその後2、3日考えてましたよ(笑)。
野草は天ぷらにすると大概美味しいので、もっと腕を上げるか、他のやり方を考えてまた試してみます。
まずはオープンで揚げ焼きかなぁ。
もしくはいい天ぷら鍋買うか…
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
↓ページ下部に「人気記事ベスト10」があります。お時間がある方は見るだけみてやってください(願)。
コメント