想像より美味しい!これはまた食べるな
新たな野草を食べました。
なずな(ペンペン草)です。
前から食べられる事は知っていましたが、いざ見つけようとするとなかなか遭遇せず、今回たまたま見つけました。
なずな初心者の皆さん(私もそうですが)は、ペンペン部分が認識しやすく、間違いづらい美味しい野草だと思うので、野草デビューには最適な草の一つだと思います。
ま、「野草デビュー」したい方がそんなに多いとは思いませんが(笑)。
ただこのブログに辿りついたあなた。そう、あなた!あなた素養がありますよ。
じっくり読んでペンペンデビューしてみてください(笑)。
春の七草、なずな(ペンペン草)の採れる場所、採れる時期
いつもお世話になっている野田市のホームページ他から調べさせてもらいました。
野田市のこの「草花図鑑」のページ、コンパクトに良くまとまっていて野草好きにはありがたいサイトです。
秋に発芽してロゼットの状態で越冬、春になると花を咲かせながら茎がのびて果実の穂をつくり、梅雨入り前にはタネを落として枯れるというのが教科書的なライフサイクルです。
引用:野田市ホームページ
「ロゼットの状態」とは日本語に直すと「放射状の状態」という事です。
以下の説明と写真が、わかりやすいですかね。
冬を越すときに、背を低くして地面にぴったり葉をつけた形で過ごす草も多いものです。このような形をロゼットといい、その代表としてよく紹介されるのがタンポポです。
引用:大日本図書ホームページ
ナズナもロゼットになります。自転車の車輪のように何枚もの葉を、きれいな円形に開いて、陽射しが強くなるのをじっと待っています。陽射しと日照時間の変化を一番速く感じとるのが、ナズナのような気がします。それは、他のロゼット仲間より一足早く、立春を過ぎるとすぐに葉の中央から茎をのばし始めるからです。
引用:大日本図書ホームページ
立春(2月4日頃。立春の前日が節分)を過ぎると茎をのばし始め、3〜5月頃に花を咲かせ、梅雨入り前には種を落として枯れるそうです。
と言うわけで、なずなの旬の採取時期は2月から4月ごろ。
なずなは春の七草に入っているので、七草粥を食べる1月7日頃が旬なのかと思いきや、この1月7日は旧暦の1月7日を指すとのこと。
年によってかなり幅があるのですが、旧暦の1月7日は、今の暦だと1月下旬〜2月中旬頃なんですって。
そういえば以前うるう年の記事を書いて旧暦の事を理解していたつもりだったのに、七草粥もそうだとは今回初めて気づきました。
この記事も頑張って書いているので、よろしかったら後でお読みください。
暦も面白いですよ。
採取できる時期は分かりました。
ではどこに生えているかと言うと、採れる場所としては基本どこにでも生えるそうです。
「どこにでも生える」とは言うものの少しだけコツがあって、「日当たりの良い、ちょっとだけ人の気配のあるところ」に生えやすい傾向があるそうです。
山奥やうっそうとした林の中よりも、日当たりの良い公園の片隅や河川敷、道端、畑のわきなどを探すと良いです。
私が今回なずなに遭遇したのもまさにそのような場所。
河川敷に建てられた小さな倉庫の裏手、土とコンクリの境的なところで見つけました。
上の写真を撮ったのは、2021年2月27日。
なづなを探しに行ったわけではなく、菜花が食べたくて河川敷に自生している菜の花がないか探しに行ったときにたまたま見つけました。
なづなは特徴的な「ペンペン」部分があるので、ほぼ間違えることはないかと思います。
上級者はペンペンがなくてもロゼット状の葉を見ただけで「なずな」だとわかるみたいですが、私のような「なずな」初心者にはこのペンペンがありがたいw。
偶然遭遇したので、あまり下調べもせず、とりあえず持っていたハサミで茎を何本か切って持ち帰りました。
軽く調べるとおひたしが定番らしいので、茹でて食べてみることにしました。
上の方にぐんぐん伸びた茎は、明らかに太く固そうだったのですが、「よく茹でればやわらかくなるのかな?」と思いとりあえず茹でてみました。
結論から言うと、固そうに見えた部分は茹でても固く、食べるのには向いていませんでした。
なので茎から葉をつまんで採り、葉っぱ部分を食べました。
あ、こりゃ普通においしい草だわ
なずなはクセが少なく、普通においしい野菜って感じでした。
ちょっとだけ土の風味を感じましたが、近しいものをあげれば「ほうれん草」の味に近いかなと。
茹でる際に固そうな部分は除いて、やわらかそうな所だけを茹でると手間が減って良いと思います。
なずな、根っこごと食べてみる
ファーストなずなでは食べれない茎部分が多かったので、その後上で書いたようにいろいろ調べて、ロゼット部分の葉と根も食べれることがわかったので翌週同じ場所に採取しに行きました。
根っこごと取るのは多少気が引けましたが、まぁ絶滅の心配はない植物らしいので、ありがたく頂戴することにしました。
家に持ち帰って再度良く洗い、枯れた葉と固そうな茎を取り除き、時間がかかりそうな根っこから茹でました。
やっぱり知らないで出されたら、ほうれん草のおひたしと間違えるな
葉っぱ部分は固そうなところを取り除いたので、スジばった茎を口から取り出すことなく美味しく食べられました。
根っこ部分は、多少スジばった所があり、口から取り出さないといけない時もありましたが、おおむね許容範囲。
土の味がしてほんのり甘くて美味しい、
ただ比較したら、そりゃ菜花の方が柔らかくて美味しかったですけどね(笑)。
流通に乗るものは、それなりの理由があるってことですよね。
まぁ野草食いは「わざわざ何でそんなものを食べるの」って所に価値を見出す人種なんで。
美味しいから食べるのも勿論あるんですが、それよりも野草を見つけたり、採取して食べるってところに醍醐味を感じてるわけです。
変わってると言えばそれまでですが、楽しいですよ、野草探し(笑)。
食べたものないものって「どんな味なんだろ?」って知的好奇心も湧きますしね。
まとめ
次は炒めてみようかな?
なずなは汎用性高く使えそうな野草でした。
味にクセがないので、いろいろな料理に使えそうです。
今回なずなを初体験したあとに注意して見るようになると、いろいろなところで簡単になずなを見かけるようになりました。
街中の街路樹の植え込みなんかに、結構な割合で生えてました。
ただ街中で摘むのはやはり勇気がいるので、河川敷とか公園とかが良いですかね。
この記事を書いているのが3月の中頃なので、今年まだ数回摘めるチャンスがあると思うので、見つけたらまたちがう調理法で食べてみたいと思います。
春はノビルやつくし、たんぽぽ、よもぎ、菜花なんかが簡単に採れるのでやっぱりいい季節ですね。
すでに新しい野草を摘んで食べたので、次はそれについて記事にするつもりです。
でもぼちぼち、原木しいたけも生えてくる時期なので、そっちが先かなぁ。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
↓ページ下部に「人気記事ベスト10」があります。お時間がある方は見るだけみてやってください(願)。
コメント
こんにちは~
「辿りついたあなた」w
自分もそこそこ採取系好きですが
あそポケさんの攻め具合にはかないません。
しいたけ原木もやりたいのですが、マンションで乾燥しているので無理かな~
Amazonで買ったキノコ栽培キットは以前やりました。原木は何年も出てくるのですね~
釣り等はやらないですか?
ふぁんきいおやぢさま
コメントありがとうございます。
いやいや、私なんて大したことないですよ。
採取系の大御所さんたち(そんなジャンルがあるのもすごいけど…w)はいっぱいいますから。
私なんてその方たちの真似できそうなヤツを真似して、その体験を書いてるだけですから。
しいたけの原木は3~4年、秋と春に生えてくるそうです。
今しいたけ原木は実家に避難中なので、今週持って帰ってきて、刺激を与えてこの春の発生を待つつもりです。
面白くなりそうなら、その模様も書きますんで。
釣りはすごくやりたいんですけど、手先が不器用なんで糸の結び方とか出来そうになくてなかなか一歩が踏み出せないでいます。
2年くらい前に、浦安でタコが爆釣だったらしいので、今年もその気配があったら始めてみたいなぁとは思ってます。
ただ現実問題、週末いろいろと忙しくて回ってない感もあります(笑)。
あぁ、週休3日になって欲しい。