拾った銀杏の臭くない簡単下処理。新鮮な銀杏は翡翠色!秋の0円食材

とって食べる
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極力手間のかからない&臭くない方法で下処理してみました

会社で同僚と雑談していると、この時期(10月)会社の近くにもよく落ちている銀杏の話になりました。

会社近くの街路樹の下の銀杏
会社近くの歩道にて。否が応でも気づく風景と匂い。東京ってイチョウ並木多いですよね

ママさんの同僚は

美味しいけど、やっぱりあのくさい果肉の処理がねー

とコメント。

うんうん、その通り。

また他の同僚は

えっ!あの落ちてるヤツって食べれるんですか?

と、驚く者も。

あー、まぁでも知らない人は知らないか。

知ってるけど実際拾って食べた事のある人って少ないんだろうなー。

で、話の流れで銀杏を拾って同僚に食べさせてあげたくなりました。

いざ拾うとなったら1つ2つではなく、いっぱい拾って我が家でも食べたいじゃないですか。

久しぶりに銀杏を拾って美味しく頂いたので、極力手間のかからないワタシなりの下処理方法をお伝えしようと思います。

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銀杏拾いは場所選びが大事。拾う段階で果肉をむいておくとやっぱり楽

2年前にも銀杏を拾って食べた記事を書きました。

その時はオレンジ色の果肉がついたままの状態で持ち帰り、家で処理したのですが、やはりあの臭い果肉を現地である程度処理してきた方が断然楽です。

広いお庭に外水道がある家とかなら良いですが、こちとらマンション暮らし。

マンションのキッチンで処理しても、あまり臭わない&手間のかからない処理方法を模索してみました。

銀杏採集場所
今回の銀杏採集場所
銀杏採集場所
ちょっと引きだとこんな感じ
いちょうの大木
この立派なイチョウの木の下です

まず大事なのが銀杏拾いの場所選びです。

今回は現地でオレンジのくさい果肉をむいて持ち帰るので、人通りの多い場所でそんな事をしたら迷惑がられてしまいます。

ここは都内の某公園なのですが、人通りが多くない&むいた臭い果肉を歩道から立ち入り禁止の緑地へ放れるのでうってつけです。

銀杏の果肉むき
落ちている銀杏の果肉を箸でむいていきます
銀杏の果肉むき
熟れごろの銀杏はスルッとむけます

「剥いたら果肉を遠くへポイ」の繰り返し。

銀杏の果肉にはかぶれ成分が入っているので、素手で触ることはご法度。

箸で地道にむいていくのでそこそこ時間はかかりますが、ここで処理しておくと家での処理が楽になるのでここは頑張りどころ。

始めると逆に山のように無料食材が落ちているので、やめ時が難しいです。

果肉をむいた銀杏
こんな感じでむいていきます
拾ってきた銀杏
この日の収穫。15分で50個位拾いましたかねー

千葉の我が家に持ち帰るまでには電車に乗るので、袋を3重にして持ち帰りました。

3重の袋を更にカバンに入れて持ち帰ったので、外にほぼ匂いは漏れていなかったと思います。

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銀杏のかんたん下処理。瓶に入れて水を何度も変えながら振る

持ち帰った銀杏は、蓋つきの瓶に水を入れて振ります。

今回ワタシは飲み終わったインスタントコーヒーの瓶を使いましたが、口が閉じれる容器だったらなんでも良いと思います。

使用済みの紙パックでも、蓋つきのタッパーでも、飲み口の大きいフタの出来る飲料の缶でもなんでも良いと思います。

↑口の大きい缶ってこんなヤツです

ペットボトルでも良いんでしょうが、いわゆる普通のペットボトルだと口が小さいので、銀杏の出し入れが面倒かなと思います。

銀杏の下処理
容器に水と銀杏を入れてー
銀杏の下処理
振ります。写真は水交換2回目のモノ

振っては水交換を繰り返します。

瓶のなかで銀杏がこすれて、果肉が落ちていきます。

銀杏の下処理
水交換8度目。水も濁らなくなってきた
銀杏の下処理
8度のシェイクでこんな塩梅

この果肉取りは10分程度の作業でした。

もうほとんど果肉は取れたので、残った果肉を流水で揉み洗いしながら取りました。

手がかぶれるかな?と思い、ゴム手袋して洗おうか迷ったのですが、ほぼ果肉が取れていたので素手でチャレンジ。

素手でもここまで果肉が取れていれば、手がかぶれることはなかったです。

排水溝に果肉が落ちるので、水を良ーくかけます。

鼻を近づければそりゃ少しは匂いますが、ワタシの鼻では許容範囲でした。

気になる方は排水溝ネットなりをとっとと捨ててください。

水をよく切って、ザルなどにあげて乾燥させます。

乾燥させた銀杏
乾燥させたらこんな感じ。市販されてるモノと比べると少し小ぶりかもしれませんが、遜色ないです。秋の味覚がタダで手に入ります
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銀杏の割り方と薄皮取り。ペンチを使って殻をむいたら、茹でて回す

銀杏を割る
むーぅ
銀杏を割る
ペキッ

上の写真の様に銀杏の筋をペンチの上下にはさみ、いい感じで力を加えると上手に割れてくれます。

時たま力が加わりすぎて、ぐちゃっと割れる事もありましたが、それも上手に割るための経験値ととらえて楽しみました、潰しても食べれるし。

専用の「銀杏割り器」もあるにはあるみたいなので、量を割りたい方は購入したほうが楽かもです。

力加減がわかってやるごとに割るのがうまくなっていくので、地味に楽しいです銀杏割りw。

割ったら外の硬い殻を、はずします。

殻をむいた銀杏
こんな感じで殻をはずしたら
銀杏の薄皮むき
お湯に入れて、お玉などで転がすと自然と薄皮がむけていきます

むけきらなかった薄皮は、流水で流しながら指でむきました。

翡翠色の銀杏
新鮮な銀杏はキレイな緑色。翡翠(ひすい)色とも言われますね

銀杏って「黄色」のイメージだったんですが、新鮮な銀杏はキレイな緑色(翡翠色)です。

銀杏って、この黄色の水煮缶のイメージなんですよね↓あなたはどうですか?ワタシがおじさんだから?

成熟初期の銀杏が緑色なのは、「クロロフィル」という緑色の物質が多く含まれているかららしく、時間の経過とともに、他の黄色の成分が増えてくることで黄色く変色するそうです。

この緑色の「走りの銀杏」の方が食材としての価値が高く、料理屋さんとかで使われることも多いそうです。

それがタダで拾えるってんですから、そりゃ拾いますよ。

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銀杏ご飯にして食べました。しみじみとウマい!

嫁さんにお願いして銀杏ご飯にしてもらいました。

ぎんなんご飯
炊くと黄色くなった。なんでだろね?

もっちりほっくり。淡ーく苦みの風味があって滋味深いわー

銀杏ごはん、相当久しぶりに食べましたが滋味深く美味しかったです。

子供らにも好評で、長女(10歳)、長男(8歳)は「ギンナンがもちもちでおいしかったー」と言ってくれました。

次男(5歳)は何を思ったか「かたかった」との評価でしたがw、幼稚園児にはまだ銀杏の味はわからんか…。

この記事を書いているのは10月中旬、このやり方だと銀杏の処理が楽なことがわかったので、今年はまだまだ拾うつもりです。

次は焼き銀杏か炒り銀杏、何にしようか…。

ツイッター見てると、皆さん色々楽しんでますねぇ。おにぎりとか揚げぎんなんも良いなぁ。

かき揚げも美味しそうだなぁ↓でも手間がなぁ…。

まとめ

銀杏はみんな拾うべき!会社の同僚には封筒銀杏で食べさせました!

当初の目的通り、会社の同僚には「封筒銀杏」にして、振る舞いました。

「そこらに落ちてるモノでも、結構美味しく食べられるんですねー」とのコメントをもらったので、野食好きおじさんとしては大満足です。

その他の同僚にはペンチで割れ目を入れた銀杏を配って喜ばれてます。

銀杏って食べれるようになるまで手間がかかるので、割ってあげて「後は焼くなり炒るなりすれば食べれる」という状態で渡すと結構喜ばれます。

拾ってきた0円食材でおじさんの好感度アップですw。セコいぞ自分!

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。

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