去年のゆず胡椒のリベンジ!今年は上手に出来た!
今年(2020年)の6月、カンゾウのツボミ「金針菜」を探しに出かけた時、河川敷グラウンド横の生垣で柑橘の実を見つけました。
この時はまだ指の第一関節ほどの大きさだったので、のちに再訪し確認しようと思っていたのです。
それから2ヶ月、2020年9月頭に再訪し、ちゃんと大きくなっているのを確認できたので、採って色々と利用してみました。
青柚子とすだち、見分けがつかないー。
河川敷の生垣の謎柑橘
上の写真が今回の収穫場所。
こんな生垣が100m程続いています。
生垣の左側はどこかの高校のグラウンド。
右側は河川敷の散歩道。
犬の散歩をする人や、ロードバイクの人など、そこそこ人通りはありますが、皆さんこの生垣には無関心(当たり前か)。
6月に来た時はまだ小さかった実も、ちゃんと大きくなって、昨年作ったゆず胡椒の青柚子程には大きくなっています。
これは青柚子だな、よしよし使える
と、喜び勇んで収穫作業です。
キミは青柚子なのか、すだちなのか?
ゆず胡椒を作るには「青唐辛子が必要」という事で、去年青柚子と青唐辛子を買った近所の八百屋さんを覗きにいきました。
青柚子とすだちを店頭で並べてみてもほぼ見分けがつきませんでした。
ネットで調べてみると…
【青柚子とすだちの見分け方】
見分け方のポイント1
大きさ。青柚子の方が大きくてすだちは小ぶり。
見分け方のポイント2
表面。青柚子はザラザラ、すだちはツルツル。
見分け方のポイント3
果汁。青柚子は果汁が少ない。
大きさは店頭で並んでいた青柚子・すだち、見比べてもほぼ差はなく、我が家が採ってきた謎柑橘もほぼ大きさは同じ。
表面の感じも、ザラザラしているといえばザラザラしているのもあるし、ツルっとしているものもあるような…。
見た目では見分けがつかないので、断面を見たり、絞って果汁を飲んでみたり、ヒントを見つけようとしたのですが、見分けには至らず。
調べてみると「すだち胡椒」と言うのもあるそうなので、もはや青柚子でもすだちでもどっちでもいいやと言う事で、調理に移りました。
確約は持てなかったのですが、この時点で
多分すだちの様な気がする…
と思い始めていたので、以後「すだち」と言う事にします。
「すだち胡椒」を作っていくよ
作り方は昨年のゆず胡椒の時と一緒です。
参考にしたのはこちらのゆず胡椒のレシピ。
ゆずの皮をすだちの皮に置き換えただけです。
【すだち胡椒の材料(作りやすい分量)】
- すだち(青柚子)の皮 50g
- 青唐辛子 50g
- 塩 20g(すだちと青唐辛子の合計分量の20%)
昨年より道具が良かったからか、作業はスムーズに進みました。
20個弱のすだちの皮を1時間程度かけて擦りました。
昨年の教訓から、「皮の白い所は苦味が出る」と学んだので、白い所があまり入らないように気を使いながらスリスリ。
本来ならここで青唐辛子を投入なんですが、先程青唐辛子を買いに出かけた八百屋にあったのは大容量の青唐辛子。
なので、先にすだちの皮と塩を混ぜて、青唐辛子は後から投入する事にしました。
皮を擦った後のすだちも全部使うよ!
せっかく取ってきた無料食材。
余すことなく全部使いますよ。
種は、柚子の種だったら焼酎につけて化粧水になるのは知っていたので、「まぁすだちでも同じようなもんだろう」と言う事で試してみる事に。
すだちの種を、家にあった焼酎につけて作ります。
1週間ほど漬け込むと、たしかに液体にトロミが出てきました。
最近加齢のせいか、上腕のあたりに謎のポツポツのできものが出てきたので、これが治るかなと思って、毎日すり込んでいます(笑)。
「柚子種」は商品としても売られていて、私が最初この情報を知ったのは、TBSラジオで竹内佳苗アナが「すごくいい」と言っていたので、女子がそういうならそうなんでしょう。
保湿成分がすごいらしいですよ。
お分かりいただけるだろうか
— 虹を待つ人 (@laughmaker1979) December 25, 2015
この柚子種の化粧水のとろみが…?
振ってもなかなか種が沈まんのやで!
アァーッ柚子のペクチン様~っ、どうかこのババにもハリと潤いをーーっ! pic.twitter.com/Hzn0bDzge3
ホワイトリカーに漬けて作る柚子種の化粧水。
— 天龍村の四季 (@haramori813) February 24, 2018
手肌につけるとしっとりするに。 pic.twitter.com/m21SruBj1T
青唐辛子Get!すだち胡椒を仕上げます
翌日、大手スーパーを覗いて適量の青唐辛子をゲットしました。
青唐辛子の種を取り、細かく刻んで、保存してあった塩すだちと混ぜ混ぜしていきます。
混ぜ合わせたすだち胡椒を瓶に詰め、冷蔵庫で寝かせます。
瓶詰めの途中、できたてのすだち胡椒を少し味見してみました。
辛い、爽やか、うまい!あ、これ成功したわ
まだ馴染んでないので、塩辛さがとんがっていますが、すでに美味しい味でした。
寝かせればもっと美味しくなるなと確信がもてました。
去年と違い、皮をちゃんと擦ったからか、ペースト状に仕上がりました。
去年より皮がやわらかく感じたので、「やはりこれは青柚子ではなくすだちかな」と言う思いを強くしました。
「すだち胡椒ペペロンチーノ」にして食べてみた
冷蔵庫で寝かせて1週間。
「すだち胡椒ペペロンチーノ」にして食べてみました。
参考にしたレシピはこちら。
ペペロンチーノを作る要領で、途中すだち胡椒と鶏ガラスープを水で溶いたものと混ぜ合わせます。
さて、いただきましょう。
あ、美味しいコレ。今年のは上手にできたわ!
具なしですが、口の中に入れるとまず柑橘の香りがふわっと立ちます。
鶏ガラスープで溶いたので、旨味も足されて塩気もバッチリちょうどいいです。
最後に青唐辛子の辛さがピリッときて、大人のパスタに仕上がってます。おいしいです。
すだち(ゆず)胡椒はこの辛さの刺激が心地よいんですね。
自作すると市販のものよりやはり香りが強くたつので、より料理を引き立ててくれると思います。
まとめ
やはり「すだち」だった模様
すだちか青柚子か当初は見分けがつかなかったのですが、スーパーなどに行くたびに常に青柚子とすだちを見るように心がけていたら、見分けがつくようになりました(笑)。
あくまで個人的な見分け方なんですが、青柚子の方が緑が濃いのと皮の質感が硬いように見えます。
主観的な例えなんですが、ゴジラっぽいっていうんですかね、青柚子の方が。
今回採取した分は既に全部使ってしまったのですが、すだちの旬は8月から10月位までらしいので、また取ってきて色々利用しようと考えています。
今年の「すだち胡椒」は嫁さんにも好評で、「今年のは美味しいねぇ」とお墨付きを貰えました。
まさかあんなところに無料食材があるとは(笑)。
無料食材を求めていると、やはりそういう物を察知する能力が知らずに磨かれているんですかねぇ。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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