1年越しの願いをかなえられました!
カンゾウの若芽を摘んで食べました。
昨年の春に情報を仕入れ、昨春は初捜索するも空振り。
ちなみにこの記事を読んで触発されました ↓
夏にはそのカンゾウのツボミである金針菜(きんしんさい・高級食材)を探しだして食べることができました。
その時の模様はこちら ↓
花が咲く所には当然芽が出てくると言うことで、3月の中旬に訪れて摘んできました。
美味しいと評判のカンゾウの若芽、どんな味かな?
カンゾウ(萱草)って何?
カンゾウは土手や野原、林縁などの日当たりの良い場所に多く生える多年草。
たまに耳にする表現の「カンゾウエキス配合」のカンゾウは漢字だと「甘草」ですので、別の植物です。
ヤブカンゾウ・ノカンゾウ・ハマカンゾウなどの種類があります。
私が昨年見つけられたのは、ヤブカンゾウとノカンゾウ。
春は若芽、夏はつぼみが食べられる大変美味しい山菜(野草)です。
カンゾウのつぼみは「金針菜(きんしんさい)」と呼ばれ、中国南部や台湾では漢方食材として親しまれています。
昨年の夏、探索してなんとか生の金針菜を見つけて食べることができました。
生の金針菜はアスパラの様な食感のとても美味しい蕾でしたが、ほぼ流通に乗っていません。
食べるには自分で見つけ出すか、乾燥の金針菜であればAmazonなどで買うことは可能です。
私も乾燥の金針菜は食べたことないです。
水で戻してスープに入れて食べるみたいなんですよねー、台湾では。
で、「カンゾウの若芽」なんですが、わたしご愛読の野田市の草花図鑑のホームページから紹介させていただきます。
葉は先がとがった細長い形で、その長さは50センチメートルにもなります。冬になるといったん葉は枯れますが、春になると再び芽吹いてきます。この新芽は茹でるとぬめりがあって美味しく、山菜として人気があります。同じ仲間のノカンゾウは芽吹きの段階ではヤブカンゾウとの識別が困難ですが、同様に食べられます。
情報引用:野田市ホームページ
カンゾウ類は日当たりの良い土手などに生えます。
が、都会(私が今住んでいる千葉のベイエリア)で見つけるのはなかなか大変でした。
上の野田市のホームページでも「街中ではあまり見かけない」と書かれていましたので、緑の多いところじゃないと見つけられないかもしれません。
昨春は若芽は見つけられず、夏に鮮やかなオレンジ色の花が咲くのでそれ目印に探索して発見できました。
昨年夏に数箇所で見つけることができたので、そのうちの一ヶ所に3月14日訪れました。
カンゾウの若芽摘み
おお!生えてる生えてる。
これがそうなのか。
事前にネットで何度も見ていたので、見てすぐわかりました。
10~15センチ程度の若芽が食べごろとのことなので、まさにちょうどいい大きさ。
その位の大きさの時期は、関東の平地だと3月初中旬から2、3週間と短い旬みたいですね。
カンゾウの若芽はカッターやナイフなどで根元から切り落とします。
これは食べた後に調べてわかったのですが、ネギと一緒で土に隠れている部分が白くて厚みがあって美味しいので、軽く土を掘り返してなるべく根元の方から切るのがコツだそう。
この日の散策のおまけ
これは「オカジュンサイ」とも呼ばれるギシギシです。
この野草もそのうち食べますが(食べるんかいっw)、今回は話がボケるのでスルー。
ギシギシは土手ではかなり良く見かけます。
いつでも食べれると思うとなかなか触手が伸びずに後回しになってます。
興味のある方は私の好きなライター玉置さんが書いてます ↓
私も読みましたが「すごくおいしい」という事ではなさそうです(笑)。
一つ前の記事で食べたなずな(ペンペン草)も生えてました。
こちらも今回はスルー。
どんな味か知りたい方は前回記事をご覧ください ↓
カンゾウの若芽を「ぬた」にして食べる
上の写真のように葉っぱが真ん中で折れて、それが互いに組み合わさって若芽を形成しています。
毒がないことは明らかなので、ちょうど近くでうろついていた長男(7歳)につまませてみました。
ただの草。草の風味だね
私も食べましたが、確かに草でしたね(笑)。
食べれなくはないけど、生で食べるより調理したほうが美味しいのは明らか。
なのでカンゾウの料理では定番の「ぬた」を作ってみました。
茹で時間は適当です。
最初なので固いと嫌なので、結構長めに茹でましたが、さっとでも大丈夫みたいです。
茹で上がった葉を一枚食べましたが、茹でるとほんのりと甘みを感じられるようになりました。
茹でた方が断然美味しいですね。
いっぱい採ってきたつもりのカンゾウですが、茹でた後水にさらして水気を切ると、かなり圧縮されました。
感覚としては、ほうれん草とか小松菜のおひたしと一緒ですね。
うんどっちも美味しい。飲み屋のお通しとかで出てきそうだな
カンゾウは派手さはなく、じんわり美味しいです。
ま、だいたい野草とか山菜とかって地味な味ですけどね(笑)。
食感は緑の葉の部分は「モキュモキュ」って感じ、根元の白い部分はぬめりもあってネギに似てますね。
嫁さん曰く食感は少しニラに似てるかなとのことでした。
クセがないので子供たちも食べやすかったみたいで、好評でした。
公園土手にもカンゾウ生えてた
同じ週の平日に、実家に用事があったので仕事を早退して実家に向かいました。
ちょっとだけ時間の余裕があったので、去年カンゾウの花を見つけた某公園も覗いてみました。
訪問日は3月18日。
写真が暗めなのは、撮影時間が18時頃と太陽が沈んだ後だったからです。
前に摘んだところよりも環境が良いのか大きく育っていました。
この公園ではもう1か所でも発見していたので、そちらに移動しました。
カンゾウの探し方のコツとしては、この若芽をピンポイントで探すのは出来なくはないのですがなかなか難しいと思います。
と、言うのも他の植物の緑と混じって、遠目からだと見分けがつきずらいです。
上の写真ですと、中央と左の緑はカンゾウですが、右下の株はおそらくギシギシです。
思い込みで間違えて毒のある野草を食べるのは大変リスキーなので、判断がつかない場合は食べるのはやめた方が良いです。
カンゾウの場合、私が昨年やったように、夏に「オレンジ色の目立つ花」を先に見つけてから翌年若芽を摘むのが効率も良いしリスクも減らせるやり方かと思います。
【2021年7月追記】
カンゾウの花も食べてみました!
まとめ
カンゾウ美味い!+おいしい山菜を知ってる優越感
カンゾウの若芽はクセがなくてとっても美味しかったです。
それに世の大半の人はこの事実を知らないと思うので、「それを知ってる・摘める場所を知ってる」という優越感も味わえます。
まぁ私の場合も友人なんかに自慢するわけでもないので、心の中で「えへへ、俺は知ってるんだぜ」と悦に入る暗い楽しみ方なんですが(笑)。
散歩するには良い季節になったので、気にして散策すると見つけられかもしれないので、興味があるかたは探してみてください。
こちらのサイトが写真も大きくてわかりやすかったので貼っておきます。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
↓ページ下部に「人気記事ベスト10」があります。お時間がある方は見るだけみてやってください(願)。
コメント
こんにちは❗
カンゾウの花は見かけますね。食べれるとは知らなかったです。
いまいち見分ける自信がないのでつぼみの時期にトライしたいと思います。
そういえば先日つくしと菜の花を採取して来ました。
つくしは「おひたし」「卵とじ」にしましたが、入念な下処理のためか「苦味」が味わえなかったです。
前回のコメントの釣りの件ですが、最近は自分もめっきり行かなくなってしまいました。私も体が2つ欲しいです。遊び用と仕事用(笑)
ふぁんきいおやぢさま、カンゾウの花ご存じですか、凄いですね。
私なんて去年ネット見て初めて知りましたよ。
3月中でしたら花をみた覚えのある場所を散策すると若芽見つけられるかもしれませんよ。
ただ確かに夏のオレンジ色の花の方が遠目でみてわかるので、自転車とかで広範囲探れるので効率は良いです。
ま、そこまでして食べるもんでもないんですけどね、山菜とか野草って。
うちも嫁さんとか「またなんか変なもん拾ってきた」って半分あきれてますから(笑)。