街中の森で天然ヤマブシタケ!煮る焼く干す食べる。栽培物と食べ比べも

とって食べる
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見つけた時、変な声出ました

「ヤマブシタケ」ってキノコご存知ですか?

知らないですよね、そーですよね。

天然物は幻のキノコと呼ばれているらしく、奇跡の遭遇で見つけたヤマブシタケを「煮て」「焼いて」「乾燥させて」食べてみました。

どんな味でどんな場所で見つけたのか、お伝えしたいと思います。

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天然ヤマブシタケ発見の経緯

ヤマブシタケ発見の前週、日曜朝に日テレの「シューイチ」をたまたま見ていました。

その1コーナーでやっていたのが「旬食クエスト」なるコーナー。

長野県小谷(おたり)村で、宮下草薙の2人が秋が旬のレアキノコを難易度別にランク分けして探していました。

そのコーナーで採取していたキノコ。Twitterより引用。真ん中の白いのがヤマブシタケです

その中で最高難度のレベル3として紹介されていたのが「ヤマブシタケ」。

標高800mの山に登って、レアキノコ、ヤマブシタケを見つけていました。

ロケのガイドさん(地元の自然学校校長/キノコ採りの達人)によると、その方でさえ10年で8個程度しか見つけていないほどのレア度だそう。

その時は

あんな珍しい形のキノコもあるんだね。これだったらアミガサタケみたいにキノコ素人のワタシでも間違えないな

と、今年(2021年)の春に見つけたレアキノコ、アミガサタケのことを思ったものでした。

その記憶もまだ新しいままの翌週末。

「むかご」を探しに千葉県北西部の森を散策中でした。

むかご
むかごってのはこんなのです
天然ヤマブシタケ
ファ?

え?嘘だろ…。これってヤマブシタケだよな…

一瞬まさかと思いましたが、この特徴的なキノコは見間違えようがありません。

立ち枯れたクヌギの木のうろから、白いヤマブシタケが生えてきていました。

ヤマブシタケが生えてた立ち枯れたクヌギの木
ヤマブシタケが生えてたのは、写真中央の立ち枯れたクヌギの木
ヤマブシタケが生えてた立ち枯れたクヌギの木
ちょっと引きで。この真ん中の木に生えてました

実はこの森は近隣住民の方の抜け道にもなっていて、ワタシがヤマブシタケを見つけたのもそこを歩いていた時でした。

通行する方がいれば、すぐ目につくような場所に生えていました。

自転車押して通るおばちゃんとか普通にいましたし…。

そんな所にレアキノコが!しかも前週にその事を知ったばかりのワタシが見つけるとは。

多分この白い物体が食べられるレアキノコと認識している人がいないからでしょう、この大きさになるまで人目につくのにスルーされていました。

ほぼヤマブシタケとは確信していたのですが、素人がキノコに手を出すのはやっぱり危険。

その筋の専門家に確認したところ、「ヤマブシタケで間違いない」と回答をいただきました。

あのまま放置していても多分誰にも気付かれずに朽ちるだけなので、ワタシが余す事なくいただきます!

ありがたい、ありがたい。超ラッキー!

ヤマブシタケを採取した後の木のうろ
採取したあとのうろ。ヤマブシタケは立ち枯れ木の高所になることも多いそうですが、手を伸ばせば届く所に生えていました。まさに僥倖!
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そもそもヤマブシタケってどんなキノコ?

発見の経緯を先にお伝えしたので、ヤマブシタケ基礎情報を。

画像引用:Wikipedia ヤマブシタケ

ヤマブシタケ(山伏茸、学名:Hericium erinaceus)は、サンゴハリタケ科サンゴハリタケ属に属する食用キノコの一種である。
(中略…)

夏の終わりから秋にかけ、クヌギ・クルミ・シイ・ミズナラなどの広葉樹の倒木や立ち枯れ木などの材上に生える。時に、生きた樹木の枝枯れ部などから発生することもある。材の白色腐朽を起こす木材腐朽菌の一種である。

情報引用:Wikipedia ヤマブシタケ

「ヤマブシタケ」という特徴的な名前ですが、ヤマブシタケの形状が、山伏の装束についている梵天(ぼんてん)に似ていることからついたそう。

梵天ってこんなヤツですね。ドカベンより弁慶高校のお二人。わかるあなたは同世代w

ヤマブシタケは中国で古来より宮廷料理としても扱われてきたレアキノコだそう。

また、近年では認知症の予防・改善に効果があるらしいということで注目されています。

ヤマブシタケは食用のきのことして古くから食べられており、中国では熊の掌、ふかひれ、なまこと共に四大山海珍味のひとつに数えられています。フワフワとした柔らかい食感で味に癖がなく、汁物などに最適!とホクト研究員も好きなきのこだそうですよ。

さらに、近年ではその薬理効果に注目が集まっています。主な作用として免疫賦活作用や認知症予防、抗酸化作用などがあるとされ、数多くの研究が行われている、注目のきのこでもあるのです。

情報引用:【きのこアルバム】ヤマブシタケ ホクト

そんなレアキノコ、ヤマブシタケなんですが、実はスーパーとかで普通に買えます!

菌床栽培のヤマブシタケは普通に買えます

スーパーで売ってたヤマブシタケ
近所の業務スーパーで売ってたヤマブシタケ

実はヤマブシタケは菌床栽培に成功していて、普通に流通しています。

近所の業務スーパーでも、以前は売っていなかったと思うのですが、11月下旬に訪問した時に売っていました。

しいたけ、えのき、しめじとかのように「行けば必ずある」というキノコではなく、たまに見かける程度のキノコですが、数年前に他のスーパーでも見かけたことがあります。

上の写真の最上まいたけさんのヤマブシタケの説明ページ↓

最上まいたけ ヤマブシタケ

また先述した通り、ヤマブシタケには認知症の予防・軽度認知症の記憶改善効果があるらしく、ホクトさんでは「記憶の素」なる商品で売っていました。

ホクトOnline Shop 記憶の素

ホクトOnline Shop 生ヤマブシタケ

と言うわけで実はそんなに珍しくないヤマブシタケなのですが、天然モノはやはりレア。

さらに山奥とかでなく、千葉県の郊外の森の中というのは激レアだと思います。

スーパーで購入してきたヤマブシタケと比較しながら食べ比べてみました。

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天然ヤマブシタケを観察

天然ヤマブシタケ
高さ9センチ
天然ヤマブシタケ
幅10センチ
天然ヤマブシタケ
裏返すとこんな感じ
天然ヤマブシタケ
上から撮影
天然ヤマブシタケ
重さは175g

天然ヤマブシタケはとにかく香りがいいです。

なんの匂いかと言われればキノコの匂いなんですが、芳醇な品の良い香りでした。

「うん、いいにおいー」と次男(5歳)。手に持ってるのはこの後遊ぶトランプですw

匂いを嗅ぐときに鼻をヤマブシタケのツンツン部分に近づけるのですが、ツンツン部分が鼻にあたっても気持ち良いです。

他ブログの実食レポで「ヤマブシタケに顔をうずめたい」と書かれているのを読みましたが、確かにその通りもしれません。

天然ヤマブシタケを裂いた断面
裂いてみた断面。コレはキレイ

貴重な天然ヤマブシタケで、少量しかないのですが、3パターンで食べてみたいと思います。

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ヤマブシタケをキノコ鍋で食べる

ヤマブシタケはとってもいい出汁が出るそうなので、まずは他のキノコも入れて鍋で食べてみました。

ヤマブシタケ、シイタケ、エノキ、鳥海なめこ
今回使用するキノコたち。ヤマブシタケ、シイタケ、エノキ、スーパーでおつとめ品で安くなってた鳥海なめこ
ヤマブシタケで出汁をとる
ヤマブシタケを裂いて、鍋に入れて
ヤマブシタケを鶏だしで炊く
先に別鍋でとっておいた鷄だしで炊いて、醤油、酒、みりんを同量ずつ入れて、味見しながら鍋つゆを作りました
ヤマブシタケ出汁
ヤマブシタケからいい出汁でたかな?

この状態で出汁を飲んでみます。

うん、うまい!

ヤマブシタケを煮込んだスープを飲むと、旨味が増しています。

ヤマブシタケの芳醇な香りがちゃんと出汁にうつっていて、コレはおいしい。

ヤマブシタケ自体も、一応専門家のお墨付きはもらっているのですが、万万が一を考えて一つ毒味してみました。

うん、キノコだ。ちょっとだけ苦味を感じるかな

食べると、ちゃんときのこでした、美味しいです。

すこし苦味を感じるのは、ヤマブシタケがそういうキノコだからか、それともこの個体がそうだからなのか。

まあ出汁はキノコの旨みがかなり出て美味しくなっているので、他の食材も入れて煮ていきます。

鍋の具材投入
具材投入
ヤマブシタケのキノコ鍋
グツグツと煮込んで、キノコ鍋できあがりー
ヤマブシタケのキノコ鍋
ヤマブシタケのキノコ鍋
いただきまーす

あれだけ他のキノコを入れたら美味しいに決まってるいるのですが、家族の感想をば。

長男(8歳)

ヤマブシタケはえのきみたいだね(見た目が)

確かにヤマブシタケは食感としてはえのきに似ているけど、エノキほどはくたっとしていないです。

嫁さん

味も濃いし、香りもいいね

娘ちゃん(10歳)

鍋、おいしい!

ヤマブシタケの繊維が春雨っぽい

ワタシ的には春雨より良い繊維食感だと思いました。

娘ちゃんはこの日お腹が空いていたのか、よほど美味しかったのか、「鍋おいしい」を3回くらい言っていました。

出汁と他の食材で煮込んだので、ヤマブシタケの香りは薄まりましたけど、美味しいお鍋でした。

鍋のシメのうどん
シメはうどんで
鍋、完食
ごちそうさまでした

大量にキノコを入れたので、良い出汁が出ていました。

出汁を堪能するためにうどんを入れ、余すことなくいただきました。

いやー、ウマカッタ!

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ヤマブシタケのソテー

お次はソテーでいただいてみます。

この食べ方もヤマブシタケ定番の食べ方みたいですね。

ヤマブシタケのソテー
フライパンでバターでソテー
ヤマブシタケのソテー
醤油をたらしていただきまーす

あれ、苦いなコレ

ソテーにすると、鍋の毒味でヤマブシタケだけを食べた時に感じた苦味が際立ちました。

後味が意外と苦いです。

例えるなら漢方薬っぽい苦みって言うんですかね…体に良さげな苦みではありましたが、子供が食べたら「にがーい」とは言うと思います。

ちょっと味は想定外でしたが、食感はかなり良いです。

この苦味はこの天然ヤマブシタケ個体の可能性もあるので、市販のヤマブシタケをソテーして食べくらべてみました。

市販のヤマブシタケを食べてみる

業務スーパーで売ってたヤマブシタケ
家の近所の業務スーパーで売ってたヤマブシタケ。1つ税込み106円。ちなみに翌週末の買物時には売っていなかったので、仕入れの都合に左右される模様。「ぼく、きのこ」と言わせているのはこれがないとなんの食材か消費者が理解できないからなんでしょうねぇ
ヤマブシタケのおすすめレシピ
パッケージ横に書いてあった、ヤマブシタケのおすすめレシピ
市販のヤマブシタケ
市販のヤマブシタケ、上から撮影
市販のヤマブシタケ
市販のヤマブシタケ、横から撮影
天然ヤマブシタケ
比較写真。天然ヤマブシタケ

市販のヤマブシタケをクンクンしてみると、同系統の臭いではありましたが、天然モノと比べると明らかに香りは弱かったです。

菌床栽培だと、やっぱりあの芳醇な香りは出ないんですね。

裂いた感じはこんな感じ。真っ白で綺麗。肉がほわほわで美味しそう
天然ヤマブシタケを裂いた断面
比較写真。天然ヤマブシタケを裂いた断面。比べると似て非なるもの感がでますね
市販のヤマブシタケを大きめに小分けにして、バターソテー
ヤマブシタケのバターソテー
ヤマブシタケのバターソテー

うん、苦くはない

市販のヤマブシタケのソテーは天然モノより苦くなく美味しいです!

やはりあの苦みはワタシが採ってきた天然ヤマブシタケ個体のものかなと。

味はしいたけのバターソテーに良く似ていました。

後味の風味がちょいホロ苦で、天然物はこの風味が際立って苦く感じたんでしょうね。

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ヤマブシタケを干して、出汁を取ってスープで味わう

最後は「干しヤマブシタケ」を試してみました。

実は干しキノコは良く作っていまして、しいたけのおつとめ品とかがスーパーで安く出回る時ってあるじゃないですか?

そんな時に大量に購入して、切って干し網で干しておくと「自作干ししいたけ」が家でも簡単に作れるんですよ。

そのヤマブシタケverを作って、戻して出汁を存分に味わおうと思ったわけです。

ヤマブシタケを小分けに
ヤマブシタケを小分けにします
ヤマブシタケを小分けに
軸の部分ももったいないから使います、きっといい出汁でるはず
干し網で干しヤマブシタケ
干し網で干します
干しヤマブシタケ
3日ほど干して、できあがりー
干しヤマブシタケ

干しアミガサタケの臭いをかぐと、あの芳醇な香りのママです。

これは期待していいんじゃないかな、美味しくなるはずだ。

干しヤマブシタケを戻す
ぬるま湯で戻して
干しヤマブシタケの戻し汁
ちょっとものぐさで2晩ほど放置したらこうなりました。いい出汁でてる色だ

【ヤマブシタケのスープ】

  • 干しヤマブシタケの戻し汁400ml
  • 市販のヤマブシタケ
  • おつとめ品で安かったブラウンマッシュルーム
  • ねぎ
  • 顆粒鶏だし
  • こしょう

おじさんのざっくり手料理です。

アミガサタケからいい出汁がでるから、ざっくりでも問題ないはず。

ヤマブシタケのスープ
市販のアミガサタケは大きく裂いた方が食感が楽しめるので、大きめの小分けに
ヤマブシタケのスープ
ヤマブシタケのスープ
朝食に。食パンとヤマブシタケスープでいただきました

ん!?にがーい

干しヤマブシタケのスープ、苦いです。

思ってたのとちがーう。

ソテーの時と同様、採ってきたヤマブシタケの個体が苦かったからか、ソテーの時より乾燥させた分苦味が凝縮された気がします。

味は悪くないんです、でも苦いんです。

食べれない苦みではないので完食しましたが、「貴重な天然キノコ」というバイアスなしで食べたら「こんな苦いもの食わせるな」と思うでしょうねぇ(笑)。

天然乾燥物(左)と市販の栽培物(右)

干しアミガサタケと市販物を食べ比べると、乾燥物が明らかに苦いです。

市販のモノは食感もふわふわで食べ応えがあって、とっても美味しいです。

これで苦いスープをまとっていなければより美味しいだろうねぇ(笑)。

「ヤマブシタケ 苦い」「ヤマブシタケ 苦み」等でGoogleで調べると、やはりヒットしました。

どうやら図鑑などによると「ヤマブシタケには苦みがあります」と書いているものもあるらしく、ちゃんと茹でこぼすとその苦みが軽減されるそう。

そうか鍋の時は結構グツグツさせてたから、それでそこまで苦みを感じなかったのか。

これぞ実学!体験してこそわかる知識。

自分で採ってきた天然モノが必ずしも美味しいとは限らない!勉強になるなぁ(苦笑)。

画像引用:梅田椎茸園

【ヤマブシタケ】
サンゴハリタケ科ヤマブシタケ属のきのこで、山伏が着る服の飾りに似ているところからこの名が付いたとされています。
少し苦みがありますが、汁物や酢の物に適しています。
ヤマブシタケには、「ヘリセノン」という物質が含まれています。この物質が脳に取り込まれると、脳の神経細胞(ニューロン)の働きが活発になります。
つまり、ヤマブシタケを食べると、脳が活性化されるのです。

情報引用:梅田椎茸園

↑「少し苦みがあります」ってちゃんと書かれてますね…。

でも苦くても「ヤマブシタケを食べると、脳が活性化される」とあるので、ワタシの脳も活性化されたはずです。

「良薬は口に苦し」ってことで、活性化された脳でこれまで以上に面白い文章が書けるはず…きっと…

Twitterでも「ヤマブシタケ 苦い」の報告チラホラ。

まとめ

市販のヤマブシタケは苦くなくて美味しいですよ

天然ヤマブシタケ、苦い思いもしましたが貴重な体験でした。

市販の菌床栽培のヤマブシタケはぜんぜん苦くないので、スーパーとかで見かけたらお試しになってみてください。

今回採取してきた木にはヤマブシタケの菌が回っているはずなので、来年以降もキノコが生えてくるのか継続観察していこうと思ってます。

同じ森で「見た目食べられそうなキノコ」もいくつか見つけたので、今後機会があったらキノコ観察会とかに参加して知識をためていこうかなぁとか考えています。

こういったきのこ狩りの体験ツアーもあるみたいなので、いつか参加してみたいですねぇ。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。

↓ページ下部に「関連記事」「人気記事ベスト10」があります。お時間がある方は見るだけみてやってください(願)。

同じ森でこんなキノコも見つけました。なんか食べられそうな気はするんですけど、素人が手を出すのはやっぱり危険なので、知識を深めていきたいと思っております
もう1記事読んでやってもいい!

コメント

  1. ふぁんきいおやぢ より:

    ごぶさたしております❗
    これはレアモノですねー
    食べてみたいです

    自分はこの春から夏は
    近くの江戸川でクロダイ釣りを満喫していました。
    もう時期的に終わっちゃいましたが……

    • コスパパ より:

      ご無沙汰しております、お元気でしたでしょうか。
      レアものgetでしたが、ちょっとだけ残念なことになってます。
      でもかなり良い体験できました、そうそう体験できないことなので。

      江戸川はシーバスは知っていたのですが、クロダイもあがるんですね。それを釣り上げているとは、凄いです。
      釣りは経験値上げてから本格的に挑戦したいとは思っています。
      冬場の「ハゼの穴釣り」もやってみたいんですけどね、仕掛け作るの面倒で躊躇してます…。