ここはパラダイスか?(笑)
今年(2020年)のGWは外出自粛でほぼ家にいました。
そうは言っても家ばかりではストレスも溜まるので、「公園での散歩位は距離を取れば大丈夫だろう」という事で、前から散策してみたかった千葉県ベイエリアの某公園に出かけて来ました。
そしたら、セリ、クレソン、ローズマリーにスペアミント、アップルミントに梅と私のような野食好きにはパラダイスのような場所でした。
我ながら良い所見つけたわーと、一人テンションアゲアゲでした。
まずは公園で自生するクレソンを摘む
この公園は湧水なのか、人工的に水を循環させているのかわからないのですが、水が湧いている水場があります。
湧き出た水が公園内を流れていて、水辺が形成されています。
その水辺に春の時期にクレソンが生えると小耳に挟んでいたので、前から来たいと思っていたのです。
お目当てのクレソンを早速水辺に発見しました。
クレソンは別名「オランダガラシ」。
明治時代の始めに外国人用の野菜として持ち込まれ、その繁殖力の強さも相まって、今では日本全国に自生しているそうです。
日本には明治の初めに在留外国人用の野菜として導入されたのが最初とされている。外国人宣教師が伝道の際に日本各地に持って歩いた事で広く分布するに至ったと言われている。日本で最初に野生化したのは、東京上野のレストラン精養軒で料理に使われたもので、茎の断片が汚水と共に不忍池に流入し根付いたと伝えられている。現在では各地に自生し、比較的山間の河川の中流域にまで分布を伸ばしており、ごく普通に見ることができる。
爆発的に繁殖することで水域に生育する希少な在来種植物を駆逐する恐れや水路を塞ぐ危険性が指摘されている。日本では外来生物法によって要注意外来生物に指定されており、駆除が行われている地域もある。
引用元:Wikipedia オランダガラシ
日本の在来種を駆逐してしまうそうなので、食べて成敗するしかないですね(笑)。
自生してるセリもあるよ!
クレソンのすぐ近くには大きなセリも。
水辺という事で、去年は田んぼで摘んできたセリも、クレソンのすぐそばに自生していました。
この後、公園の中を他の野草を探すために散策すると、セリの群生地も見つけました。
動画も撮ってきました。
公園でセリやクレソンを摘んできました。セリ摘みの様子その1。https://t.co/GSpuZV6m0K#セリ摘み #クレソン摘み #野生ハーブ pic.twitter.com/C5cgTX50Eu
— コスパパ (@cospapa4) May 20, 2020
この公園は他にも至るところにセリが生えていて、心の中でウヒョーと叫びましたよ。
これで毎年セリ摘みには困りません。
ちなみになんですが、この後ここの公園経由で実家に向かったのですが、実家近くの田んぼを覗くと、そこにも田ゼリが生えていました。
こちらも一応動画も撮ってあります、よろしければどうぞ。
公園でセリやクレソンを摘んできました。セリ摘みの様子その2。https://t.co/uad8McSYyl#セリ摘み #クレソン摘み #野生ハーブ pic.twitter.com/UTVPFlSvti
— コスパパ (@cospapa4) May 20, 2020
全くの余談になるのですが、田んぼのすぐ横に畑があり、ここに育ちすぎた小松菜が捨てられていたので、コレも拝借してきました。
以前もこの場所に捨てられていたのを見ているので、農家さんの捨て場所みたいです。
ちなみに育ちすぎた小松菜は、食べられはしましたが確かに葉が固かったです。
セリ摘み時には注意!自生するセリと間違いやすい「キツネノボタン」
1年ぶりのセリ摘みだったのですが、セリと間違えやすい他の野草も採取していました。
名前を必死に調べた所、昨年の記事でもお伝えしたドクゼリではなく、キツネノボタン類の「ケキツネノボタン」という事がわかりました。
最初、根の部分が赤かったので、「これもセリかな?」と思い家に持ち帰ったのですが、拭えない違和感が。
野草を食べるのは完全に自己責任なので、少しでも違和感があったら食べるのはやめた方がいいです。
毒があったらシャレになりませんし、そんな事で具合悪くなったら嫁になんて怒られるか(笑)。
「あ、これは違うな」と確信したのは、上の写真のように並べた時。
まず根元の色が違います。
セリは赤紫ですが、キツネノボタンは紫色。
更にセリの茎の表面はツルッとしてますが、キツネノボタンの方は細い産毛が生えていました。
匂いもセリ独特の香りがなく、その後色々調べて、この植物はキツネノボタン類の「ケキツネノボタン」ではないかと至りました。
他に、キツネノボタンもセリと間違いやすいようです。
同じキンポウゲ属のウマノアシガタやタガラシと共通する成分(ラヌンクリン ranunculin)を含む有毒植物であり、誤って食べると口腔内や消化器に炎症を起こし、茎葉の汁が皮膚につくとかぶれる。湿り気のある土地で山菜採りをする際は、本種をいっしょに採取しないように注意が必要である。特にセリとはよく似た環境に生育し、葉の一部だけだとよく似て見えることもあるので、気をつけた方がよい。
引用元:Wikipedia キツネノボタン
毒あったんだ!あっぶねー。食べなくて良かった!
野草摘みは自己責任!くれぐれもお気をつけて!
公園を散策して自生するハーブに出会う
公園を散策すると野生化したローズマリーがわっさーと生えていました。
私はハーブの知識はなかったのですが、長女(9歳)があんびるやすこ先生の「魔法の庭ものがたり」が好きで、その娘から家の近くの公園に自生しているローズマリーの事を教えてもらっていました。
なので、ローズマリーの形状は覚えていたのです。
ハーブは繁殖力が強く、注意深く見ると公園や街中なんかでも意外と見つかります。
匂いを嗅ぐと、明らかにハーブの香りがするので初心者(なんの初心者だw)にも見つけやすいと思います。
水辺でスペアミントも見つけました。
写真には残っていないのですが、この他にアップルミントも見つけました。
野生のハーブ類に関してはこれだけで1本記事が書けると思うので、そのうち記事にしたいと思っています。
【ハーブの記事書きました】
公園や街中でハーブを摘んで自作フレッシュハーブティーを楽しむ!
スペアミントはミニストップで買ってきた「さくらんぼソフトミックス」の上に添えて食べました。
ちゃんとミントの味でしたよ(笑)。
この公園ではザリガニ釣りもできます。
上の写真の右側、傾斜の上の方でローズマリーが自生していたので、いつかここでザリガニを釣って、ローズマリーで臭みを消して食べようかと(→食べました)。
これが本当の地産地消(絶対違うw)。
散策を続けると梅の木も発見しました。
梅雨の時期にはもっと大きくなると思うので採取しにこようかと。
でもこれは競争率高そうだから、残ってないかもなー。
イヤ、本当に良い公園でした、探したらまだ食べれそうな物もなってるかも(笑)。
自生していたクレソンを食べる
摘んできたクレソンを食べます。
まずはよく洗って生のまま口の中へ。
おぉ、ピリッと爽やか。こんな味だったんだ。
かつて私が学生だったころ、ファミレスのキッチンでアルバイトをしていました。
その時、クレソンはハンバーグの添え物で提供されていてそれが私とクレソンとの出会いでした。
それ以降、おそらく数える位しかクレソンを食べたことはないと思うんですが、お店で出されるクレソンはそんなに辛味があったようには記憶していなのですが、このクレソンはちゃんとピリッと辛いです。
いつものように嫁さんにも食べてもらいました。
うん、そうそうこんな味。
嫁さんいわく、これがクレソンの味だと。
となると、私の記憶が曖昧なんでしょうね。嫁さんはいつでも正しいハイ!
香りも味も爽やかで、とても美味しい野菜です。
いろいろと試して食べてみました。
「クレソンは炒めてもおいしい」とネットに書かれていたので、炒めものをやってみましたが、私は炒めたものよりも生食の方が気に入りました。
ベタですがサラダが1番で、次は刺し身のツマですかね。
冷奴はドレッシングで食べたのですが、ドレッシングの味が濃く、クレソンの風味が負けてしまいました。
醤油やポン酢で食べればもうちょっと風味が生きたのかなと。
ちなみに摘んできたセリやクレソンは、水に浸けておくとかなり持ちます。
その日に食べきらなくても、3~4日は余裕で持つので、使い勝手もいいですね。
自生していたセリを食べる
セリも頂きましょう。
昨年は「セリ鍋」にして食べたので、今年は違う食べ方で。
何にしようかネットを検索し、まずは「セリご飯」を作ってみる事に。
では頂きまーす。
あー、やさしい春の味だー
野生のセリの香りが生きた、春の味です。
セリをもうちょっと細かく刻んだ方が良かったかな。
お次は定番の「おひたし」に。
セリにポン酢をかけただけの簡単おひたしです。
この日のメインは嫁さんが作ってくれたカツだったのですが、カツの上にセリのおひたしを乗っけると油があっさりとして、これはこれでかなりイケました。
もう、ご飯が進む進む。
ただでさえ在宅勤務で体重が増加傾向なのに、やばいなーコレ。
まとめ
素晴らしい公園だった!
クレソンとセリは想定していたのですが、ハーブ類と梅が見つかるとは、ポテンシャルの高い公園でした。
ハーブに関しては、いろいろと他の事もできそうなので、この後企画を考えて記事を書くつもりです。
ハーブの水耕栽培とか、野生ハーブティーとか…。
(→書きました 公園や街中でハーブを摘んで自作フレッシュハーブティーを楽しむ!)
かなりとっちらかった記事になってしまった気もしますが、セリとキツネノボタンの見分け方は役に立つと思うので、世の野食仲間の皆さんの参考になれば幸いです。
ぼちぼち、私の住む千葉県でも緊急事態宣言があけそうなので、その公園に子供らとザリガニを捕りにいかねばなと。
後はミントが調達できるなら、これからの季節モヒート作るのなんかもいいなぁ。
あぁ、いい公園見つけた。あぁ、夢が広がる(笑)。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
↓ページ下部に「人気記事ベスト10」があります。お時間がある方は見るだけみてやってください(願)。
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