子どもと一緒にどんぐりを拾って食べちゃいましょう!
秋はどんぐりの季節です。
「パパー、見て見て、どんぐりー」
どんぐり拾いをする子ども、ほほえましいですよね。
でもその拾ってきたどんぐり、食べられる物があるって知ってました?
食べられるどんぐり「マテバシイ」は都会でも簡単に見つけられるどんぐりなんです。
この週末、子供と探していって食べてみましょう!
そもそも「どんぐり」とは?
どんぐりとは、ブナ科の果実の俗称です。
日本には20種程度のドングリがある、「どんぐりの木」の王国だそうです。
どんぐりの見分け方や説明は、こちらのサイトがわかりやすかったです。
どんぐりって色々な種類があるんですねー。
食べられるどんぐり、マテバシイ
食べられるどんぐりの代表格が「マテバシイ」です。
カタカナで書くと外来の木かと思いますが、国内固有種です。漢字で書くと「馬刀葉椎」。
潮風や大気汚染に強く、葉ぶりもよいので、公園や道路の街路樹や防風林として良く植えられています。
マテバシイのどんぐりはアク(タンニン)が少なく、アク抜きの必要がなく食べれます。
タンニンは飲み物や食べ物に含まれている渋味成分で、緑茶の渋みや渋柿の渋もタンニンになります。
マテバシイよりさらにアクのない、「スダジイ」という木のどんぐりもあるのですが、そちらは探すのに少しだけハードルがあがるので、別記事でご紹介します。
→ 食べられるどんぐり。スダジイの食べ方見つけ方、実食ブログ
どこに落ちてる?マテバシイのどんぐり
前述した通り、マテバシイは結構どこにでも植えられています。
私の家の近くの道路には、街路樹としてジャンジャカあります。
公園にももちろん植えられていますので、近所の公園などを探してみてください。
小学校の敷地内などに植えられている事も多いので、お子さんと一緒に学校に探しに行くのもアリですね。
都市部では一番簡単に見つけられるどんぐりではないかと思います。
マテバシイのどんぐりの探し方
マテバシイの木の幹の特徴
マテバシイの葉の特徴
マテバシイのどんぐりの特徴
マテバシイは9月中旬から10月にかけてどんぐりが拾えます。
都会の街中でも簡単に見つけられますが、「てっとり早く生えている場所が知りたい」と言う方は、先程の写真にあった北の丸公園には間違いなく生えています。
下記のリンク先でざっくり地図も載っているので、秋に行けば見つけられますよ。
もしくは、
マテバシイ 公園 東京
マテバシイ 公園 千葉
とかでググりましょう。
ある程度目星がつけられると思います。
ワタシの地元の情報で恐縮なんですが、アンデルセン公園なんかに近々行かれる予定のある方は、樹木図鑑で場所記載されてます。
緊急事態宣言中は休業中ですが、アンデルセン公園はアスレチックだけでなく、文化系の体験も面白いのでオススメです ↓
マテバシイのどんぐりの食べ方
拾ってきたどんぐりを水に入れます。
水に浮くどんぐりは食べない方がいいです。
どんぐりの中に虫が入っていたり、古くなって空洞ができています。
ちょっとプラプラしているのもはじいちゃいましょう。
しっかり沈んでいるものが、ずっしり実の詰まったどんぐりです。
採取に適した時期は、マテバシイの実が木から落ちてくる9~10月が最適だと思います。
水からあげたらよく拭いて、時間があれば天日で乾燥させます。
時間がなければ、そのままフライパンでから炒りします。
適度に転がしながら炒っていくと、殻が割れてきます。
火を止め、手やペンチ等で割って食べます。
マテバシイのどんぐりを食べる!いざ実食
まずは何もつけず、そのまま食べてみます。
ん、甘い。思ってたより全然甘い。ホクホクして栗っぽいな。
私の第一印象です。
嫁さんと子どもらにも食べさせましたが、こちらも好評でした。
冷めてくると固くなるので、温かいうちに食べた方が良いですね。
食感は若干モソモソします。
飲み込んだ後も口にカケラが残る感じもあります。
それでも全然食べれます。
想像していたより、数段おいしいです。
マテバシイとスダジイが「食べられるどんぐり」の2大看板!
ネットの評価的には「スダジイの方がおいしい」とされているのですが、私はマテバシイの方がほのかな甘みがあって好きです。
どんぐりは「縄文人の主食」とも言われていますが、
そりゃこんなにノーリスクで大量にゲットできる食材があったら食うわな
と、妙に納得できました。
この記事をリライトするにあたり調べていたら、面白い記事を見つけました。
どんぐり食べて、縄文人気分ってね。
まとめ
どんぐりころころおいしいな!
マテバシイのどんぐりは素朴な甘みがあっておいしいです。
今回挑戦していませんが、粉にしてドングリクッキーなんかにして食べれば、もっと美味しく食べられそうです。
後は周囲の好感度が違います。
「ザリガニを食べる」と言った時よりも、かなり好感触で受け取られます。
ザリガニ→ゲテモノ
どんぐり→かわいい
と言う日本人のイメージが、私の実証実験によって証明されました(笑)。
話のネタになりますし、かなり気軽に試せるので、あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
「パパと食べれるどんぐり探しに行こう」って言えば子どもも喜びますよ。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
【関連リンク~秋にはこんなものも拾って食べれます】
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