クルミ蕎麦ウマー!ほぼお店の味
1年前に、江戸川河川敷に自生するクルミの記事を書きました。
今年(2020年)の秋も、クルミを採取して食べました!
江戸川や荒川の河川敷には、夏にいろいろな無料食材を探しに行って、その際にクルミの木の生えてる場所も頭にインプットしておきました。
河川敷にはこんなものを探しに行きました ↓
で、クルミの木を何本も見ているうちに、100m位離れた土手の高台からも
あぁ、あそこらに生えてるのはクルミの木っぽいな
と、わかるようになりました。
多分あまり理解してもらえないこの特殊能力。
嫁さんに言っても
ん、あぁ、そうなの…
程度の薄いリアクションだったので、ここで皆さんに披露させていただきました(笑)。
記事を読んで「これなら私も拾いに行けそう」と思ってもらえたら、嬉しいです。
3年前まで何も知識がなかったおじさんでも簡単に見つけられたので、きっとあなたにも出来るはずです。
河川敷クルミの見つけ方。コンクリート護岸ではないところを探す!
ハイ、いきなり結論です。
探し方は足で探すしかありません。
自転車で移動しながら、広範囲を探るのが効率が良いですね。
木を見つけたら、緑のピンポン玉大の実がなってないか探すのみです。
特別なスキルは何もいらないので、これならあなたにもできそうでしょ?
探す場所は完全に川っペリ。
今までクルミの木を見つけた経験上「川まであと数m」と言うところに生えてる事が多かったです。
クルミの種が上流から流れてきて、コンクリではないところに根付くからでしょう。
ちなみにこの河川敷のクルミは国内固有種の「オニグルミ」と言います。
縄文時代から日本人に食べらていたクルミなんですって。
スーパーで売られているクルミの多くは、海外からの輸入物。
こんな感じで売られてますよね ↓
オニグルミはあまり流通に乗る事はないクルミですが、味は間違いなく美味しいです。
Wikipedia オニグルミ
この記事を書くにあたり調べたら、クルミは殻付きのまま輸入できないらしく、殻付クルミは国内で生産されたものなんだそうです。
殻付クルミは国産の証。
でも結構いいお値段。
これと同じものが東京の河川敷で簡単に拾えるんです。
しかもお値段はタダ。
まぁ、タダの代償として食べれるようになるまでにはそれなりの手間はかかりますが、それを楽しめる人であれば、とってもお得だと思います。
上の写真の撮影日は9/21。
1時間弱で100個ほど拾いました。
収穫スポットに複数本のクルミの木が生えていたので、取りやすいところから取りました。
その気になればまだまだ取れましたが、この後の工程もあるので、この程度で…。
ちなみにクルミ採取の際は、クルミの果肉にかぶれ成分が含まれているので、手袋をして収穫してください。
野田市のホームページにも、そう書かれています。
こちらの野田市のホームページ、食べられる野草好きにはいろいろ参考になります。
オニグルミの皮をむく。何故かあの野草も発見
前回の記事ではオニグルミの果肉をむくのに、水につけて果肉を腐らせました。
以前の模様はこちら ↓
今回はベランダに2ヶ月放置してみました。
「放置してみました」と、狙いがありげに言いましたが嘘です(笑)、面倒くさくて放置してただけです。
ただ結果として放置でも問題なかったです。
皮がカラカラになって、逆に処理は楽だった気もします。
ちなみに今回作業したのは、浦安市役所近くの境川の運河。
前々週にここでハゼ釣りをして、何匹か釣れたので、この日もハゼ釣りがてらの作業でしたが、風が強くかなり寒くてハゼはさっぱりでした。
境川でのハゼ釣りの様子はこちらの記事がわかりやすいです。
来年はハゼいっぱい釣って、ハゼ干し作ってみたいんですよねー。
帰宅しようとクルマを止めていた浦安健康センターの駐車場に向かうと、看板の植え込みのところにノビルが生えていました。
ノビルって春に生えるのモノだと思っていたんですが、この時期にもあるんですねー。
採取したかったんですが、人通りもあって、不審者っぽく見えてしまうのでこの日はスルーしました(笑)。
春になったら、また採りにいかないとねー。
ノビルは1回見分け方を覚えたら、結構どこにでも生えてるので都会でも見つけやすい野草です ↓
クルミを割って中身を取り出す。ここがメンドイ
次の工程です。
クルミを割って中身を取り出していきます。
ここがいちばんメンドイ工程ですが、ここさえ乗り越えれば美味しいクルミが食べれるので、頑張ります。
前回の記事では、フライパンでから煎りしましたが、今年は魚焼きグリルで熱を加えてみました。
こちらの方が火加減が難しいので、上級者向けですかね。
上の方が焦げて少し失敗したかと思いましたが、ギリ大丈夫でした。
初めてやる方は、無難にフライパンで10分程度から煎りしてください、クルミ割れてきますので。
前回記事はこちらです ↓
冷凍したら、どこかのサイトで「1ヶ月程度は保存可能」と書かれてましたが、気にしなければ多分何ヶ月でもいけます。
事実、去年我が家はこの方法で3ヶ月後に食べましたが、何ら問題なかったです。
上の写真は今年(2020年)のバレンタインに娘がチョコケーキにクルミを入れて、焼いてくれた時のもの。
冷凍しておくと、このようにお菓子作りの時なんかに使えて便利です。
ふわっとケーキの中に、カリッとクルミで、とっても美味しいチョコケーキでした。
今年収穫分のクルミは、来年のバレンタインにチョコに入れて、ムスメは好きな男子にあげたいそうです(怒)。
小三にもなると、もうそんななんですねー。
子供が大きくなるのは早いなぁ、あんなに小さくて可愛かった娘が、好きな男子の話とかするんですねぇ(涙)。
おっと、話がそれました。
ちなみに、割れ目ができないクルミもあります。
カナヅチで叩き割った方は、クルミの殻のかけらが入らないように気をつけて実をほじくってください。
クルミは実も殻も同じ茶系色なので、混入しやすいです。
今まで述べてきた作業は、なんやかんやで時間がかかるので、専用の道具を使うと効率があがると思います。
クルミ蕎麦を作って食べます!
ハイ、では今年収穫したクルミで「クルミ蕎麦」を作っていきます。
参考にしたレシピはこちら。
レシピ通り作りたかったのですが、なんと我が家のスケールが壊れていて、クルミの重さが測れない。
なので、目分量で味見しながら作りました。
まずローストすると、クルミ独特のい~い香りがすぐ立ち上がってきます。
軽く煎るだけでこんなに変わるかと驚きました。
クルミ蕎麦のつけ汁が完成です。
色を見ただけで成功の予感はしてましたが、味見すると勝利の味がしました(笑)。
あー、コレはうまーい。大勝利!
クルミ蕎麦、甘くてしょっぱくてコクがあって美味しいです。
クルミのつけダレが麺に良くからむからむ。
クルミは香りがやっぱりいいですね、麺をすするときに香りが鼻から抜けてそれが美味しい。
夜中にこっそり一人分作って食べましたが、コレ、家族にも食べさせてあげたい味です。
今年の年越し蕎麦、コレを家族にもふるまおうかなぁと思える美味しさでした。
まとめ
大変だけど、やっぱり美味しい!
正直、むき身のクルミを買ってくる方が簡単で、味もそこまで大差ないと思います。
はじめての時は知的好奇心が勝るので、多少の手間も楽しめるんですが、2度3度となると「メンドイな」という感情が頭をもたげてきます。
ただ悲しいかな、無料で手に入るという選択肢があると、もう買う気がおきないんですよね。
これが貧乏人の性なんでしょうね、今後宝くじとかで大金を手にしてもこの染み付いた貧乏人根性は変わらない自信があります(笑)。
そうは言っても初めて体験するのであれば、クルミ拾いはレジャーとして存分に楽しめます。
自信をもっておススメしたいです。
子供と探しに行くのは宝探しみたいで楽しいですよ。見つけた時の「ヤッター感」があります。
6月くらいには木に実がなりはじめるので、河川敷などに行く機会があるときに、フラフラっと散策して目星をつけておくと良いと思います。
緑のクルミの実は、こんな楽しみもあるそうです。
私の好きなライター玉置さんの記事です。
来年は私もいよいよコレに挑戦ですかね(笑)、なかなかの敷居の高さだよなぁ。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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