この記事は
「桑の実ってどうやって食べるの?どこになってるの?」
という疑問をお持ちのあなたに向けて書いています。
旬は梅雨時。甘酸っぱくてポリフェノールたっぷり!
桑の実を摘んで、桑の実ジャムと桑の実酒を作って楽しみました。
以前にも桑の実の記事を書いていて、桑の実だけでなく、葉も食べてみたりしました。
過去の散策の甲斐もあり、家の近くに桑の実採取スポットが複数あるので、量を取って桑の実ジャムと桑の実酒を仕込んでみました。
採取から自作して食べる(飲む)までの流れをレポートします。
桑の実、どこになってる?
桑の木がどんなもので、どんな所に生えているかは、以前の記事に書きました。
わたしの住まいは千葉県のベイエリア。
まごう事なきベッドタウンなんですが、そんな住宅街の中でも探せばそれなりに桑の木は見つかります。
今まで見つけた場所で言うと、
- 江戸川河川敷
- 荒川河川敷
- 家の近くの公園
- 家の近くのグラウンド脇の藪
- 子供の通う小学校
- 某緑地公園
- 某海浜公園
なんかで見つけています。
桑の実が赤黒く熟すのは5月下旬から6月にかけて。
この記事を書いているのは9月なので、食べてみたいという方は来年のために参考にしてみてください。
桑の実酒を3ヶ月寝かせて飲んだレポートなので、ちょい季節外れの記事になっちゃいました…。
短い旬ですが、小さいながらもわかりやすい実がなるので旬の5〜6月に意識して散策すると見つけられると思います。
葉っぱが特徴的なので、葉っぱを目安に探すのもアリかなと思います。
桑の実を大量採取
採取ポイントの一つにやってきました。
熟した実を中心に摘んでいきます。
異形葉性(いけいようせい)のことについては過去記事でも触れていますが改めて。
上の写真を見てもらえればわかると思いますが、一つの枝から生えている桑の葉の形状が全く違います。
切れ込みの入った葉と入っていない丸っこい葉が同じ枝から生えてきています。
これを異形葉性といい、桑の葉は異形葉性が強く出ます。
また桑の実がなるのは雌株だけ。
桑の葉から桑の木を同定できたとしても実がなっていないのは雄の株になります。
1キロ弱は摘めたと思うので、ジャムと桑の実酒にして楽しみたいと思います。
桑の実をジャムにして食べる
1品目は桑の実のジャム(コンポート)にして食べてみます。
こちらを参考に。
砂糖を入れて煮詰めるだけなのでかんたんです。
↑で「おいしそう」とは書きましたが今では慣れてなんとも思いませんが、そういえば初めて取ったときは「小さな虫みたい」と子供が言っていたのを思い出しました。
↓の写真なんかはたしかに虫っぽく見えますね。苦手な人はいるかも。
桑の実の半量の砂糖と、レモン汁がなかったので代替のすだちの搾り汁を加えて煮詰めます。
すだち酒の記事はコレ↓
ヨーグルトに乗せていただきました。
ポリフェノールたっぷりな感じの、すっごい良い色だ!
ベリーだ、ベリー。オシャレな味
桑の実は英語で「マルベリー」と言うだけあってベリー系の甘酸っぱい味です。
桑の実の種(?)が、プチプチしてて食感も楽しめます。
桑の実は栄養価も高く、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールもたっぷりだそうです。
アンチエイジングに効果があるらしいので、わたしのような中年おじさんこそいっぱい食べた方が良いですね。
美容・健康に効果があってさらに美味しいとか最高だね。
桑の実酒を仕込んで飲んでみる
- 桑の実:1
- 氷砂糖:1
- ホワイトリカー:3~4
↑の比率で仕込みました。
重さをちゃんと量りたかったんですが、家のスケールが壊れていたので目分量です。
熟れているのと、熟れていないのを摘んできたので、片方ずつ試してみることに。
ちなみに各々の実を生食すると、熟れている実は甘くて、いちごの種的なツブがプチっと潰れて良い食感です、おいしい。
熟れていない方は、「うーん酸っぱい」って感じでした。
2週間程で氷砂糖も全部溶けて、色もだいぶ出てきました。
「1ヶ月程度から飲めるけど、3ヶ月寝かしたらよりおいしい」と調べたネットで書いてあったので、もう少し寝かしてみましょう。
3ヶ月寝かした桑の実酒を飲む
はい、でわ飲んでいきます。
最初ストレートで飲んだのですが、35度のホワイトリカーに漬け込んでいるから流石にアルコールが強すぎました。
甘さも相当なものだったので、ソーダ割りで頂きます。
あっま!ソーダで割っても甘いなぁ
氷砂糖の量が多かったのか、甘ったるい味でした。
桑の実の風味や香りもそんなにせず…まずくはないですがもうちょっと酸味があるかと思ったんですが味に深みがなかったです。
酸味が欲しかったので、レモン汁を投入しました。
するとどうでしょう、一気においしくなりました。
漬ける時に、レモンなどの柑橘系を一緒に漬けても良いかもです。
桑の実を食べてみると、ホワイトリカーがきっちりと染み込んでてそこまでおいしいもんじゃなかったです。
桑の実の食感も「もそもそ」になっていて、生食の時に味わえるプチプチ感がなくなっていました。
ちなみに熟していない方で漬けた桑の実酒も飲んだのですが、こっちの方がまだ酸味がありお酒としてはおいしかった気がします。
熟した実はそのまま食べるか、ジャムやコンポートに。
熟してない実は氷砂糖を控えめにして、レモンなんかの柑橘類と漬け込むのが良さそうです。
で、ココまで書いてきて桑の実酒の正解がココにありました↓わたしは何をやっていたんだろう…
まとめ
桑の実のジャムはもっと量あってもイイ!
桑の実のジャムは上手にできました、味もかなり良かったです。
桑の実を一度に入手出来ないときは、冷凍しておいて量がたまってからジャムを作っても大丈夫だそうです。
都会でも桑の木はあるところにはあるもんなので、旬の5~6月に散歩がてら探しに行ってみるとよろしいかと。
最後はTwitterで「桑の実」で検索した情報をば。
「桑の実かき氷」はかなり美味しそうですね。
そして唱歌「赤とんぼ」の二番の歌詞で唄われているのは全く知らなかったです。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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