この記事は
「自家製のすだち酒を作りたいんだけど、おいしく作れる?」
という疑問をお持ちのあなたに向けて書いています。
寝かせりゃいいってもんじゃないのね
9ヶ月 放置した 寝かせた、自家製のすだち酒を飲んでみました。
すだち酒に挑戦したのは今回が初めて。
仕込みは上手にできたので、期待して飲んでみました。
するとどうでしょう、バッチリ期待に反してくれましたw。
これからやってみたいと言うあなたのために、仕込み工程(作り方)と反省点を記しておこうと思います。
すだち酵素シロップは上出来だったので、そちらの作り方も。
すだち酒、もっと美味しくなると思ったんだけどなー。
摘んできたすだちで、すだち酒を仕込む
わたしには無料で摘めるすだちの採取場所があります。
過去の散策の賜物ですね。
一昨年がっついて取ったからか、昨年は少なめの実なりでしたが、それでもこれだけ↓収穫できました。
前年仕込んだ「すだち胡椒」が残っていたので、追加仕込み用に皮をすりました。
で、残ったすだちの実を「すだち酒」にしてみようと思いつきました。
と言うのも、その年梅酒作りで使ったホワイトリカーと氷砂糖がちょうど残っていたんです。
すだちの果肉と緑の外皮の間に白い部分があります。
ここが苦いことはすだち胡椒作りの時に調べて知っていました。
調べたら、柑橘のあの白い部分「アルベド」って言うんですって。
だいぶカッコいい名前だなw。
ねとらぼ “みかんの白い筋”の正しい名称は、中二病にかかりそうなくらいかっこいい”
「ここが苦いんだよなー」と一人でつぶやいていると、長男(9歳)が「なになにー?」とやってきました。
かくかくしかじか話すと、「ここの部分?」と長男がすだちの白い部分をむきむき。
すると案外いい感じで剥けることが判明しました。
でかした息子よ。
パパやる前から諦めてたけど、いい感じで剥けるのな。
【すだち酒の材料】
- すだちの実 5個
- ホワイトリカー(35度) 300ml
- 氷砂糖 100g
で仕込みました。
あとは寝かせて待つだけ。
苦いと言われる白い部分(さっき覚えた!アルベド)は極力除いたので、おいしいのができるはず。
すだちの酵素シロップも仕込む。材料2つでカンタン
以前NHKの「あさイチ」で、「すだちの酵素シロップ」の作り方を放送していました。
すだちが手に入ったらやってみようと思っていたので、挑戦してみました。
材料はすだちと砂糖の2つのみ。
容器は使用済みハチミツの瓶を煮沸消毒して使用。
すだちを良く洗って、ペーパータオルで水気を拭き取ります。
すだちを6つ切りにして、すだちと砂糖を層になるように交互に重ねます。
今回は
- すだち 250g
- 砂糖 250g
の分量で作ってみました(すだちと砂糖、同量程度でいいらしい)。
砂糖の種類も特に指定はなく、一般的な上白糖の他、三温糖、黒糖、氷砂糖とかで作ってもいいみたいです。
最後は砂糖でフタをする様に。
発酵でガスが発生するので、フタは甘くしめます。
朝晩の2回、蓋を閉めて振って馴染ませて発酵を促しました。
10日から2週間で、砂糖が溶けきったら出来上がり。
ほんのり黄緑色に色づいた、甘酸っぱいシロップです。
焼酎にシロップを入れて炭酸で割って飲みましたが、甘く爽やかでおいしかったです。
Twitterにもつくれぽ報告も多数で、失敗少なめでおいしく作れると思います。
9ヶ月寝かせたすだち酒を飲む
仕込んだ後、完全に放置していた 寝かせていたすだち酒を一冬越させて飲んでみました。
お酒は寝かせれば、寝かせるほどおいしくなると思うじゃないですか。
決して面倒になって放置していたわけではありません、決して…。
フタを開けて匂いを嗅ぐと、柑橘の良い香りがします。
これはイイんじゃないかなと期待値があがります。
あれ、想像より苦いぞ。白い部分取ったのに
甘苦い味です。
妻にも飲んでもらいましたが、同様の評価でした。
「苦味が結構強いから、ゴクゴクいけない」とのこと。
無糖のソーダだと苦さがだいぶ際立ったので、甘いキリンメッツで割って飲んだら苦さはだいぶ軽減されました。
ただそれならすだち酒でやるより、普通の蒸留焼酎を割って飲んだ方が良いかな(苦笑)。
まずくはないですよ、全然飲めます。ただ後味の苦味が強めです。
やってみないとわからないもんですねー。勉強になった。
まとめ
今年はもう少し漬け込み期間を短めに
すだちの緑の皮を一緒に漬け込むすだち酒のレシピもあり、その場合は「苦味が出るから、一週間くらいで皮は取り出す」とありました。
皮を入れてないからそこまで苦くならないかと思いましたが、流石に9ヶ月は漬け込み過ぎだったかもしれません。
今年もすだちはGetするつもりなので、漬け込みをもう少し短くして試してみたいと思います。
絞った果汁を足してみてもイイかもしれませんね。
すだちの風味を出しつつ、苦くならないちょうどいい塩梅を見つけたいと思います。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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