茹で「おおまさり」が美味い!
我が家が参加している行政の農業体験イベントで、2021年10月初旬に落花生の収穫体験がありました。
実は2年前にも参加していて、その時初めて塩茹で落花生を食べたのですが、これがまぁ美味しいこと。
カルチャーショックとまでは言いませんが、落花生、いわゆるピーナッツの概念が変わる印象は受けました。
千葉に生まれて40ウン年、子供の頃は「千葉は落花生が名物」と言われるのが
なんか田舎臭くて嫌だな、落花生作ってるのって千葉の田舎の方だろ(今は全くそんな事思ってません、むしろリスペクトしてます)。俺の住むところでは作ってないよ
と、千葉の東京寄りに住んでいた少年時代のワタシは思っていたものです。
ただ大人になると、地元に有名な名物がある事がありがたい事だとわかってきます。
他県の方に進物などする時に、迷わなくて良いんですよ。こう言うのって地味にありがたいです。
千葉県も品種改良に頑張っていて、今回食べた塩茹で落花生も新品種の「おおまさり」と言う品種です。
「落花生に品種なんてあるのか」と思われた方もいるでしょうが、あるんです!この機会に覚えていってください。
塩茹で落花生に適した品種「おおまさり」。豆がとにかく大きい!
「おおまさり」は千葉県が品種改良に14年かけた落花生の新品種で、平成21年(2009年)から一般栽培されています。
実が柔らかく甘みがあり、茹で豆に適しています。
また農家さんにとっては、同じ面積で作付けしても他の落花生より収量が多いので、千葉県期待の新品種だそうです。
「おおまさり」の特性
- 子実が柔らかく、甘みがあり、ゆで豆に適しています。
- 大きさは、既存のゆで豆用品種「郷の香(さとのか)」の約2倍です。
- 収量は、「郷の香(さとのか)」の1.3倍以上です。
味も良く、他の落花生と一目で区別がつき、千葉県産落花生の期待の新品種です。
引用:千葉県ホームページ
ちなみに千葉県で栽培されている落花生の主な品種は
- 千葉半立(ちばはんだち/作付け面積の約66%)
- 中手豊(なかてゆたか/作付け面積の約26%)
- 郷の香(さとのか/作付け面積の約3%)
- おおまさり(2009年~)
- Qナッツ(2018年~)
あたりになります。
新人漫才師ではないですが、名前だけでも覚えて帰ってください。
ワタシも「郷の香」と「Qナッツ」はまだ食べた事ないと思うんですよねー。
ちなみに「Qナッツ」は「Pナッツ」の上を行くから「Qナッツ」だそうです、ハイ、もう覚えましたねw。
下記記事も面白かったので、興味のある方は読んでみてください。
それぞれの品種の特徴がよくわかります。
Yahooニュース ご当地あるある!「千葉県民は落花生を豆の品種で選ぶ」
落花生掘り、実がいっぱいついてると嬉しい!
落花生のなりかたに関してはここでは詳しく説明しませんが、落花生掘りも芋掘りみたいで楽しいです。
「落花生ができるまで」を詳しく知りたい方はリンク先をご覧ください↓
千葉市ホームページ 落花生ができるまで
大きい粒の落花生がついているとテンションがあがります。
抜いた落花生の子房柄(しぼうへい)の先についた落花生を手でむしって集めます。
塩茹で落花生の茹で方、作り方
生の落花生・おおまさりは足が速いので、収穫したらとっとと茹でるのが鉄則。
我が家もその日のうちに茹でました。
買ったことがないので、正確な値段はわからないのですが、多分この量くらいで1,000円は超えるんじゃないかと。
いやー、贅沢だ!
塩茹で落花生の作り方は至ってかんたん。
おおまさりを塩分3〜4%位の塩水で、水から茹でます。
今回ワタシは1Lの水に塩35g入れて、塩分3.5%の塩水で茹でました。
途中、何度かお玉などで中の落花生をかき混ぜます。
茹でたてを味見すると、少し塩気が薄かったので、20分間鍋に放置。
この放置の時に塩味がついていくので、味見をしながらお好みの塩味にしてください。
豆の固さも茹で時間で調整します。やわらかい豆がお好みなら長めに茹でましょう。これも味見しながらお好みで。
圧力鍋を使うと時短で作れるらしいので、圧力鍋をお持ちの方はご自分で検索してみてください。
んー、やっぱり美味い。ちょうど良い塩気に豆の甘みと風味がして、ホクホクで
一度食べ始めたら止まらない系の味です。
で、粒が大きいので食べ応えがあり、満足感があります。
ちゃんと落花生の風味がする茹で豆なんですよ。一家5人で食べてあっという間になくなりました。
秋は旬の食べ物がいっぱいありますが、このおおまさりの「茹で落花生」も千葉県民としてもっと世の中に広まっていって欲しいと思いますね。
本当に美味しいんですよー。
まさに今が旬なのか、Twitterで検索しても最近の投稿が多いです。
落花生収穫体験・落花生掘りが出来る施設
千葉県では、秋に落花生収穫体験・落花生掘りができる施設が結構あります(さすが日本一の産地)。
今年(2021年)は既に終わってしまってる所が多数でしょうが、来年以降のために何件かリンクを貼っておきますので、参考になさってください。
子供に落花生収穫体験させるのも貴重な体験ですし、掘り立ての落花生を茹でて食べるのも最高ですよー!
道の駅やちよ 「落花生」収穫体験(千葉県八千代市)
道の駅しょうなん 道の駅から行く!【落花生&さつま芋収穫体験】(千葉県柏市)
東京ドイツ村 落花生掘り(千葉県袖ヶ浦市)
ジージの信ちゃん農園 落花生掘り取り体験(千葉県八街市)
新井梨園 落花生収穫体験(千葉県八街市)
成田ゆめ牧場 落花生掘り(千葉県成田市)
佐倉草ぶえの丘 さつまいも・落花生掘り(千葉県佐倉市)
ながらグリーンツーリズム(千葉県長柄町) ←10月一杯開催の模様
千葉県以外でも、ありました ↓
じゃらん遊び体験 【羽生×落花生掘り】ハイフラワーの落花生掘りプラン!(埼玉県羽生市) ←10月一杯開催の模様
時期的に「さつまいも掘り」と同じ時期なので、さつまいも掘りと落花生堀りを同時でできる観光農園も多いみたいです。
今回初めてちゃんと調べましたが、東京ドイツ村でも収穫体験いろいろ出来るみたいですし、前に稲刈り体験情報の時にも書きましたが、「道の駅やちよ」「道の駅しょうなん」あたりはアンデルセン公園も近いのでハシゴも可能かと思います。
千葉に遊びに来るついでに収穫体験もできちゃいますね。
落花生の取り寄せもできます
「千葉には来れないけど、茹で落花生を食べてみたい」と言うアナタ!
今はイイ時代ですね、ネットで生産者さんから直で買えますので、是非試してみて欲しいです。
農家の産直ネット通販 食べチョク おおまさり
他、メルカリなんかでも取引されてるみたいです。
メルカリ おおまさり
調理が面倒な方は、レトルトでも ↓
JAタウン ゆで落花生「おおまさり」
秋葉原に千葉県の特産品を取り扱っている「房の駅」という施設があり、そこでも売ってたみたいです。
この記事を書いている、本当に数日前に売ってたみたいで…。
都内で直販で買えるところは少ないと思うので、来年買ってみたい方は要チェックですね。
まとめ
茹で落花生よ、もっと広まれ!
収穫したおおまさりの豆は、乾燥させておくと翌年種としても使えます。
実は、実家の家庭菜園で、取っておいたおおまさりを発芽させて育てているんです。
たいして肥料も与えずほぼ放置なので、実は去年も作っていて、収量はほんのちょっとだったのですが、なるにはなりました。
で、ちょうど録画してあったマツコの知らない世界の「ご当地おでんの世界」を見ると、茹で落花生をおでん出汁に3~4時間つけて、「落花生おでん」として出す店が六本木にあるとやってました。
こういう事らしい↓
「なるほど、おでん出汁に入れるのか、そりゃ旨いに決まってる」と思ったので、家庭菜園のおおまさりはまだ収穫してないので、掘ってやってみようと思ってます。
まぁ長々と落花生を推してきましたが、別にワタシにその業界から一銭も入るわけではありませんw、長年過ごしてきた千葉への恩返しの気持ちです。
「安くて身近な“最強の長寿食”ピーナツ。太る、ニキビ、鼻血…迷信を払拭」←こんな記事も見つけたので、ブーム来てくれるといいなぁ、ピーナッツ。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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