タケノコ掘り楽しかった。でも後処理が大変でした
4月上旬に子供とタケノコ堀りをしてきました。
ワタシは数回経験アリ、子供らはもちろん初体験です。
タケノコ掘りなんてなかなか出来ないので、子供らには良い経験になったと思います。
観光タケノコ園とかではなかったで、対価でプチ労働がありましたが、それも良い思い出になりました。
調子に乗っていっぱい掘らせてもらったので、タケノコ大量消費のために本格的なメンマ作りに挑戦してみました(現在続行中)。
タケノコを掘ったのは父の知り合いの竹林
最近このブログにちょいちょい登場する我が父ですが、野良仕事が好きで、80を超えても知り合いの方の庭の管理のお手伝いなんかをしています。
その中に今回タケノコを掘らせてもらった竹林があり、地主さんに許可をもらって掘らせていただきました。
前から子供らにやらせてあげたいとは思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、今年ようやっと体験できました。
実はタケノコ掘りの本命はこの竹林ではなく、ここから少し離れた別の竹林。
父は朝早くから先乗りして、この竹林の竹の伐採やら切った竹の裁断やらをしていました。
こちらの竹林の竹は孟宗竹(モウソウチク)。
孟宗竹はものすごい繁殖力で、放置しておくと結構大変な事になります。
竹害(ちくがい)と言う言葉もあるくらいです。
竹害(ちくがい)とは、かつて筍を採るために栽培されていた孟宗竹の竹林が放置された結果、周囲の植生に孟宗竹が無秩序に侵入する現象のことである。
元来繁殖力が異常に強い樹種である孟宗竹は、これによって竹林の周囲に無秩序に進出し、既存の植生を破壊していった。孟宗竹が進出するとアカマツやクヌギ、コナラなどかつて里山で優勢であった樹種が置換され、生態系が単純化してしまうことや、孟宗竹は土壌保持力が低いため崖崩れが起きやすくなるなど、各種の害が発生することが現在問題視されている。
情報引用:竹害 Wikipedia
ここの竹林でも過去、台風の強風で伸びすぎた竹が倒れて大変な事になったそうです。
また竹を間引いて手入れする事で、適度に日が差し込み、翌年以降も良いタケノコが育ってくるので、地主さんに頼まれ父はその手伝いをしているのです。
で、必然
お前らも手伝え。後でタケノコちゃんと掘るから
と言う事になり、野良仕事です。
娘ちゃん(9歳)は学校の図工で習ったとかで、ノコギリの扱いが上手でちゃんと戦力になっていました。
長男(7歳)はノコギリは全然でしたが、竹を運ぶのを手伝ってくれました。
次男(4歳)は、チビで目線が低いからか、土からちょっとだけ出たタケノコを探すのがうまかったですね。
タケノコの掘り方
野良仕事を1時間半程手伝い、場所を移して本格タケノコ掘りです。
タケノコには掘り方があります。
タケノコは地中に張り巡らされた地下茎から生えてきます。
地下茎から微妙にカーブを描いて生えてくるので、タケノコと地下茎の結合部分を見極めてクワを入れて断ち切り、テコの原理で掘り起こします。
地下茎と繋がっている側の土を掘り起こして、上からクワを振り下ろして根元にグサッと入れます。
この説明の絵がわかりやすいと思います。
取ろうと思えばまだまだありましたが、この後の処理の事も考えて10本程の採取で終了にしました。
いやー、楽しかった。多分ワタシが一番楽しかった(笑)。
タケノコの下ごしらえ
実家に戻ってきました。
スーパーとかだとこのサイズのタケノコは1本7~800円くらいします。ありがたい話です!
タケノコは掘ってすぐからえぐみが増していくので、とっとと茹でていきます。
父は慣れたものでタケノコに縦に包丁を入れて上手に皮を剥いていましたが、良い経験かなと思い、1本子供らに皮を剥かせてみました。
父曰く
タケノコは皮ばっかりで、手間の割には食べるところが少なくて俺は好きじゃない
と言ってましたが、毎年この時期に水煮を送っている知り合いがいるので、文句を言いながら作業をしていました。
こんな調子で第三弾まで茹でました。
「皮付きのまま茹でろ」と書いてあるレシピサイトもありましたが、量が量なので、とにかく小分けにしてなる早で茹でることが先決。
1つの鍋で茹でるのに1時間くらいかかるので、これが3回あったので後処理はやっぱり大変でしたね。
18時頃から始めて、全部茹で終わるのに22時くらいまでかかりました。
でっかい鍋やスペースのある実家じゃないとこの量は難しいですね。
ちなみに茹でるとき、ぬかはあっても無くてもいいみたいです。
ぬかの有無よりも掘ってからなるべく早く茹でるのが、エグ味を出さないコツだそう。
取ってから時間がたっているタケノコはぬかがあった方がたぶんえぐみが抜けやすいんだと思います。
タケノコのあく抜きに大根おろしを使う方法なんかもあるんですね、知らなった。
旬の味。タケノコ料理に舌鼓
10本掘ったタケノコのうち、半分程をもらってきました。
嫁さんのママ友におすそ分けしても、まだまだ残っていたので、いろいろ料理してもらいました。
嫁さん曰く、冷蔵庫で容器に入れて水を毎日取り替えれば、タケノコ水煮は1週間は持つそうです。
とってから1週間、何かしらタケノコメニューが出てきました。
「ちょっともらいすぎてきたかな?」と思いましたが、一家五人でさらに子供らも春休み中で家にいたので、ばっちり一週間で使い切りました。
やはりとってすぐ茹でたからか、どの料理もエグ味が少なめで美味しいです。
一番を選ぶなら、タケノコご飯が一番おいしかったかなー。
発酵メンマを作っていきます
水煮のタケノコをごま油で炒めて味付けした簡易メンマも美味しいのですが、せっかくの機会なので発酵メンマにも挑戦しています。
ただ今仕込み中で、発酵させるためにまだ時間がかかるので、これは別記事にします。
発酵状態を確認しながらなので、2ヶ月後から3ヶ月後かわかりませんが、しばしお待ちください。
ネットで集めた情報での見様見真似なので、上手にできるかなー?
【2021年9月追記】
発酵メンマ、作ってみました ↓ 成功?失敗?どっち?
まとめ
子供らはたぶん良くわかってないけどかなり贅沢な体験!来年もやれるといいな
3世代でのタケノコ掘り、大変楽しかったです。
子供たちは今はまだピンと来てないでしょうけど、これがかなり贅沢な体験だと大人になった時にでも思い返してくれれば!
父もかなり高齢+持病持ちなので、来年も元気でいてくれる保証がないのですが、出来るだけ長生きしてもらって来年もまたタケノコ掘りをやらせてもらいたいなと思いました。
何よりもありがたく了承してくれた地主さんに感謝しかないですね。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
↓ページ下部に「人気記事ベスト10」があります。お時間がある方は見るだけみてやってください(願)。
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