手作業精米。発芽玄米で食べる。白米を見て機械の偉大さを知る!

体験
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発芽玄米カンタン!玄米を水に浸すだけ。ただ精米作業は量があると大変

昨年(2020年)10月に書いた「稲刈り精米」のこの記事。

今年8月まではずーっと低空飛行だったのですが、9月中旬あたりから突如ブレイク。

「精米記事」の推移グラフ
「精米記事」の推移グラフ

まぁ記事タイトルを変えたりとSEOを意識したリライトはしていたのですが、それが実を結んだのか10月に入ってからのアクセス集計は毎日ほぼ閲覧数1位です。

みんな「手作業精米」に意外と興味があるようで、参照元を調べるとGoogle Classroomなる学校教育で使うサービスからの流入もあるので、どこかの先生の目に止まって引用されたんじゃないかなと思っています。

こういう事があると、一生懸命長文を書いた甲斐がありますねー。

で、そんな中、幸いにも今年も稲刈りの機会に恵まれました。

今年は昨年より多く稲をもらってきて、この後色々やろうと思ってます。

まずは昨年同様、稲から手作業で脱穀、もみすり、精米して、「発芽玄米」にして食べてみました。

それなりの量をいただいてきたので、今年は家族で食べることができました。

ただ手作業でのもみすり精米って、量があると大変ですわー。

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稲刈りと家で「はさ掛け」

今年の稲刈り風景
今年の稲刈り風景
前日に雨が降ったので、田んぼは水浸し
前日に雨が降ったので、田んぼは水浸し

稲刈りをしたのは2021年9月上旬。

運悪く前日にガッツリ雨が降ったので、田んぼはご覧の塩梅です。

長男(8歳)は

足が抜けないー、転ぶー

と大騒ぎしながら稲刈りしてました。

次男(5歳)と稲穂
次男(5歳)と稲穂。次男は田んぼに投入すると泥だんごになると予想できたので田んぼ脇で待機
今年もらってきた稲
今年はこれだけの稲を頂いてきました。もちろん運営さんの許可をいただいています

稲刈りをした後は「はさ掛け」をして稲を乾燥させます。

狭いベランダで、なんとか干しました。

本当のはさ掛けはこんな感じ。この後スズメに食べられないようネットをかけます
ベランダでのはさ掛け
ベランダでのはさ掛け。写真右に見えてるのは「今年の冬は生えてこいよ」の原木しいたけです。流石にベランダにはネットをかけなくてもすずめはやって来ませんでした
1ヶ月干すと稲穂もすっかり枯草色に。乾燥も進んだでしょう。原木しいたけは雨に打たせるため実家に一時的に移しました
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手作業で脱穀・もみすり。量があるとすごい大変。なるほどこれは機械がいるわ

昨年は初体験&少量の稲穂だったので、精米作業を楽しみながらできました。

昨年の模様はこちらから↓

ただ今年は調子に乗ってそれなりの量をもらってきたので、時間がかかって大変でした。

何事にも適量ってものがありますねぇ…。

今年も昨年同様の手順で精米していきます。

参考にしたのは今年もJAさんのサイト

脱穀(だっこく)、もみすり、精米(せいまい)の方法|ヒントとコラム集|お米づくりに挑戦(やってみよう!バケツ稲づくり)|食や農を学ぶ|JAグループ
  
今年の稲穂
今年の稲穂
紙パックで脱穀
昨年同様、紙パックで脱穀。次男(5歳)が「やりたいー」と手伝ってくれました
紙パックの中にしごいて落ちた籾(もみ)
紙パックの口を閉じてしごくと、こんな感じで中に籾(もみ)が落ちます
手作業で脱穀した籾
今年はこれだけの量
256gの籾
重さを量ると256g

日曜の午後、1時間以上かけて脱穀しました。

この日は疲れたので、籾を入れたジップ袋を野菜室に入れて、以降の作業は後日に。

後日……

もみすりの為に実家から借りてきたザルとタライ
翌週「もみすりに利用できないかな?」と思い、実家から借りてきたザルとタライ

昨年より籾が大量にあるので、もみすり作業を効率化できないかと、大きめのザルとタライを実家から借りてきました。

すり鉢と軟式ボールでの籾すり作業だと少量づつしか進められないので、色々下調べしたのですが、要は強い摩擦力がかかれば米粒が籾から外れてくれるので、摩擦係数が高そうなザルを使ってみることに。

が、結果、ダメでした

上の写真の感じでザルに籾を入れて、軟式ボールで力を加えてこすったのですが、このやり方だと全然ダメ…。

ザルの中の籾が滑っちゃって、籾すりにならない。

調べると世の中には「もみすり精米機」なるものが存在し、印西の巨大ジョイフル本田にあるらしいんですよ。

ただ我が家からクルマで1時間以上かかる上に、「最低6kgから籾すり精米可能」と書かれているブログも見たので、わざわざ行って出来なかった時のダメージがなぁ。

時間かかるけどしょうがない、去年同様すり鉢でやるしかないか

覚悟を決めて、すり鉢でのもみすりを進めました。

すり鉢と軟式ボールでもみすり
地道に少量づつ、すり鉢と軟式ボールでもみすり
もみすりの手伝ってくれた長女
娘ちゃん(10歳)も手伝ってくれました

もみすりを終えた籾殻は、土にすき込むと肥料になるので、我が家のプランターの土に混ぜ込みました。

このタライは借りてきて良かったです。吹き飛ばした籾殻が底に溜まってくれます。

もみ殻
もみ殻を集めて
もみ殻をプランターの土にすきこんで肥料に
我が家のプランターの土に混ぜ込みました

そう言えばつい最近のダッシュ村でも、もみ殻使って肥料の「くん炭」作ってましたね。

稲わらは縄になるし、もみ殻は肥料になるし、ぬかもぬか漬けに使えるので、稲は本当に捨てる所がないんですねぇ。

鉄腕ダッシュ 2021年10月17日放送 DASH村 ~米作り~

籾すりを1カップ程やったのですが、1時間半くらいかかりました。

ただこの後も、もみすりのやり残しもあるし、クズ米の選別もあるのでまだまだ続きます。

正直、結構イヤになってます…。

籾すり後、上手に粒が取れていない籾
粒が外れていない籾が残っているので、選別していきます
玄米を触りにきた娘の手
米の感触が気持ち良いらしく、娘ちゃん(10歳)が選別作業中に米を触りにきます。気持ちはわかる

時間をかけて選別しました!比較写真をどうぞ!

もみ、くず米、玄米、白米の比較

米の比較写真
左からくず米、白米、玄米、もみ
白米と玄米の比較写真
白米と玄米をヨリで

こうやって、白米をまじまじと見る機会って多分みんな無いと思うんですよ。

一粒づつ比較して見ると、白米のまぁ綺麗なこと!

玄米と比較すると透明で輝いていて、こんなに綺麗に精米してくれる機械の偉大さを思い知りました。

↓この動画を見て、勉強しました!

NHK for School 機械による米の収穫

動画の締めのナレーションで「今は、収穫から精米まで機械が使われ、重労働から開放されました」とありましたが、

確かに!こんなの人力でやってらんねーよ

と心底思いました(笑)。

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玄米を発芽玄米にして食べる!

手作業で精米した玄米
今回の手作業精米でできた3/4カップの玄米
手作業で精米した玄米
これを半分づつに

半分に分けて、片方は「発芽玄米」で、もう半分は「玄米」で食べてみました。

嫁さんに「玄米使って」と伝えて、翌日玄米ご飯をいただきました。

玄米ごはん

4合炊いて玄米半カップも入ってないから、ほぼ白米だな

玄米の比率が少ないから、ほぼ違和感はなかったです。

子供らに聞いても

んー?全然意識しなかったー

と言われました。

玄米の粒だけ食べると食感が白米とは違いましたが、普通に美味しいご飯でした。

では、お次。

発芽玄米にして食べてみます。

発芽玄米の作り方はカンタン。

玄米を水にひたして放置するだけです。

1日1回程度、水を変えました。

発芽玄米、水につけた初日
水につけた初日
発芽玄米、水につけた3日目
3日目、泡とすっぱい臭いがあります

発芽玄米を作るのは初体験だったのですが、泡が出るなんて知りませんでした。

調べると糠(ぬか)が水に浸すことで発酵し、泡と独特の臭いが出るそうです。

夏場の気温が高い季節は発酵が進みやすいので、臭いが気になる方はこまめに水を変えると良いそう。

発芽玄米にすると栄養価が上がり、お米もやわらかくなって食べやすくなります。

さらに食物繊維も豊富で発芽させると「GABA」なる体にいい成分も物凄くアップするそうです。

発芽玄米の販売サイトを見ると「腸内環境を整える食物繊維」「豊富なビタミン」「美容と健康にイイ」等々、謳い文句はさまざまですが、とにかく体にはイイみたいです。

ワタシみたいな中年のおじさんにピッタリですね。

画像引用:「発芽玄米の底力」

マイナビ農業 発芽玄米とは|玄米との違いは?美味しい?栄養価、炊き方・育て方も解説

初めての発芽玄米ならファンケルの発芽米

“食べる健康ケア” 「発芽玄米の底力」

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どの程度発芽させれば良いのかわからなかったのですが、嫁さんは独身時代発芽玄米をやっていたらしく、聞くと

ん、ちょろっと出ればいいのよ。適当よ適当

と、すばらしく主婦らしい回答を頂きました(笑)。

発芽前
発芽後

4日程水につけると、なんかピロっと出てきました。

一粒食べてみると、確かに水をすって柔らかくなってます。

発芽玄米ご版
炊いたらこう

うん、これもほぼ白米だなウマい

少し混ぜて炊く分には、ほぼ白米でした。

粒で食べると、たしかに玄米より柔らかい炊きあがりだと思います。

苦労して玄米にしたから、栄養いただかないとねぇ(笑)。

まとめ

一瞬、籾すり機の購入を考えましたw

まぁ、籾すりが大変でした。

玄米の状態で購入することはままあるとは思いますが、籾の状態で購入することは農家さんでもない限り無い理由がわかりました。

籾すり精米機が街中にほとんどないのと、手作業での籾すりが本当に大変だからですね。

Amazonで調べると研究所などで使う試験用のもみすり機はあるにはあるのですが、これだと量はこなせないだろうなぁ。

実はまだ籾状態でそれなりに残っているので、これをどうしようか思案中です。

もう1本企画は思いついているのでそれはやるとして、それでも残るんだよなぁ。

【追記】その企画を実行しました。
→「手作業籾すり玄米で玄米茶を自作。玄米茶、実は白米問題に気づく

残った籾は、家の近くのプレーパークで、よそのご家族に体験してもらおうかとも思っています。

少量だと本当に良い体験なんでね。今回は欲張りすぎました。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。

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