
流行りに乗るつもりはなかったが、乗ってしまったらしいです。
まずはこちらの記事をご覧ください。

ぬか漬け男子が増えているらしいです。
実は私もこの冬デビューしました。
周りがやっているからとかメディアで見たからの理由ではなく、とある理由で米ぬかを大量に欲しくなり、副次的に

あれ、この米ぬかでぬか漬けできるんじゃね?
と思ったのがきっかけです。
まぁ、最近の発酵ブームや腸活ブームが下地にあり、無意識に刷り込みはあったのでしょう。
結果、1円もかけずに家にあるものだけでぬか床を作りました。
やってみてわかった事や、こうした方が良かったなと思う所もあるので、興味のある方の参考になるかもしれないので、書いておきます。
コイン精米所の「ぬか」を手に入れろ!
コイン精米所ってありますよね?
うちは実家で父が家庭菜園をやっていて、畑の肥料用に米ぬかをコイン精米所からもらってきていました。
しかしそれも昔の話らしく、父に聞いても

最近は持っていっていい精米所はないんじゃないかなぁ。
とのこと。
管理する側からすると、持ち帰り可にすると汚されて近隣からの苦情や清掃等が大変なのでしょう。事情はわかります。
やや諦めながら、ネットで調べてみると、あるじゃないですか、コイン精米所マップ。
しかも「ぬか持ち帰り可」のボタン付き。
ビバ、インターネッツ!
持って帰ってきたぬかで「ぬか床」を作る
本来、別の目的の為にゲットした米ぬかですが、諸事情ありそちらは一旦置いておいて、ぬか床を作ります。
ぬかにも鮮度があるらしいので、入手したら、さっさとやった方が良い模様。
とは言え、他人様がいつ精米したぬかかはわからないので、そこらへんが気になる方はやめておきましょう。
ザリガニ食べたり、どんぐり食べるくらいのおおらかさがあるので、私は全然気にしません。




ぬか床の材料です。
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ぬか
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塩
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昆布
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鷹の爪
- 水
以上が材料。
レシピ等は詳しいサイトを参考にしてください。
専門サイトがいーっぱいありますから。
他にも煮干しを入れたり、山椒を入れたり、大豆を入れたりと調べると色々出てきますが、家にあった材料で作りました。
最悪、ぬかと塩と水だけでどうにかなると思います(知らんけど)。
ぬか床を作る容器は家にあったタッパーの一番大きいモノを使用。
お試しで作って、うまくいく(ハマる)ようなら専門の容器を買おうかなと。
ぬかに塩と水を加えて、混ぜていきます。
硬さはぎゅっと握って軽く水がしみ出す程度とのこと。
ぬか床作りその2 「捨て漬け」をする
次にクズ野菜で「捨て漬け」をしていきます。
これはぬかに発酵を促す欠かせない工程。
旨味を足す昆布と腐敗防止目的の鷹の爪と一緒にぬかにクズ野菜を漬けます。
表面を平らにならした後は、フチをふきんなどで綺麗に拭き取ります。
ぬかを平らにならすのは空気を抜いて、野菜についている乳酸菌の活性を促すため。
フチのぬかを拭き取るのは、雑菌の繁殖を抑えるためだそう。
この後軽くスキマを開けてフタをし、常温保存で「1日2回、10日ほどぬかをかき混ぜる」
と、書いてありました。
これにより、野菜についていた乳酸菌が繁殖し、乳酸発酵が進んでぬか床になるそう。
フチを綺麗にするのと、ぬか床の表面をならすのは、毎かき混ぜごとにやって下さい。
初めてのぬか床作りで気づいた事、注意点
ぬか床を作るのに適した季節がある
ぬか床の中の菌が発酵するのに適した温度は20〜25度。
季節で言うと、初夏や初秋くらいが適した季節でしょうか。
何も考えずに勢いで始めたので、これは後から仕入れた知識。
ぬか床を仕込んだのが、3月初旬。
気温は平均10〜12度程度だったので、なかなか発酵が進みませんでした。
今から始めたい方は、これからがいい季節ですよ。
ぬかを混ぜるのはやっぱり面倒くさい
予想はしていたのですが、毎日ぬかを混ぜるのはやはり面倒です。
嫁には早々と

自分で面倒みてね。私やらないからね。
と宣告されたので、お願いできません(悲)。
温度も低いから、そんなに発酵も進まないだろうと言う事で、ぬかを朝晩2回混ぜるのは2日に1ぺんくらいでした。
それ以外は1日1回はかき混ぜました。
冬場の仕込みの良いところは、発酵が進まない分、ここらがズボラで良いところですかね。
あと爪が長いとかき混ぜ時に爪の間にぬかが入って来ます。
爪は短くしてぬかを混ぜましょう。
容器は深い方がいい
ぬかを混ぜる時、底の方から持ち上げるようにぬかを混ぜるのですが、いくら家で一番大きいタッパーといえど、フチから結構な確度でぬかがボテッとこぼれます。
毎回気を使いながらかき混ぜることになるので、小ちゃい事なんですが、ストレスにはなります。
なるたけ高さのある容器を使うのに越したことはありません。
ぬか漬けの素がスーパーで売ってるなんて知らなかったよ
勢いで始めたぬか漬け作りですか、スーパーなどでぬか漬けの素が売っているんですね。
今まで興味を持ったことがないので恥ずかしながら全く知りませんでした。
そんなに高いものじゃないので、ぬか漬け作りを始めたい人はこっちの方がどう考えても楽ですね(笑)。
また、ちょっと前に話題になった「買ってすぐ漬けられる無印良品の発酵ぬかどこ」。
今もうAmazonで買えるんですね、良い時代だ…。
捨て漬け野菜はスーパーで調達する
10日の捨て漬け期間を終えました。
匂いを嗅ぐと、ぬか漬けっぽい匂いはしています。
試しに大根を漬けて食べてみました。

しょっぱい。美味しくない。
漬け時間が長かったのか(2日漬けました)、発酵が未だ進んでいないのか、美味しくなかったです。
ただただ、しょっぱいのみ。
乳酸発酵すると、もっと酸味が出るはずなので、3月下旬にかけて温度も上がってくるでしょうから、捨て漬けを続行して発酵を促すことにしました。
土日の買い物時にスーパーに行って、捨てられるキャベツの葉やブロッコリーの茎をゲットして、捨て漬けを続行しました。
1週間に一度、捨て漬け野菜を交換し、1ヶ月後に本命のきゅうりを漬けてみました。
自作ぬか床にきゅうりを漬ける
ぬか漬けと言えばきゅうり。
少量の塩で塩ずりして、一晩つけてみました。

うん、ぬか漬けだ。最初は少し塩辛いけど、後から控えめに酸味がくるね。
定食屋さんとかで出てくるぬか漬けが100点だとすると、私のものは60点と言ったところでしょうか。
まだまだですが、これから更に良くなっていくような気はします。酸味とうま味がもう少し欲しい。
Wikipedia によると、
漬物に辛味をつけるとともに防腐作用もある唐辛子、うま味が出る昆布とともに壺やガラス容器等に詰め、表面を平らにならして糠床の準備ができる。これに野菜くずを1週間ほど毎日取りかえて漬けると、野菜についていた乳酸菌等が繁殖し、糠床は一応完成する。しかし、この段階では糠床は熟成していないため、漬物の風味は少ない。野菜を漬け込み毎日手入れすることで発酵が進み、風味が増していく。夏場なら2ヶ月、冬場なら4ヶ月ほどで美味しい漬物ができる糠床が完成する。

熟成にはまだまだ時間がかかるのかー。
まとめ
奥が深いぞぬか漬け!
軽い気持ちで始めたぬか漬けですが、やってみると相当奥が深いですね。
これを面倒臭いと取るか、楽しいと取るかで続くかどうか分かれると思います。
私の場合面倒臭いは面倒臭いのですが、乗りかかった舟なので、今シーズンはなんとか続けて熟成をさせてみたいと思っています。
野菜以外いろいろ漬けても面白そうなので、いろいろ試してみたいとも思います。
何より健康が気になる40代。
ぬか漬けは体にもいいらしい(ナトリウムとカリウムが豊富)ので、美味しいぬか床にして健康維持に努めたいと思います。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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