意外なあんな所にもつくし生えてた!
都会で出来る山菜取り、つくし取り再びです。
以前のつくし取りでは、家の近所の公園でたまたまに近い形でつくしをゲットできました。
その後、意識して散策する事で、つくしが生えている場所を数か所発見しました。
どうやって見つけられたのかと、発見したつくし群生地をお伝えします。
つくしの見つけ方のポイント
ポイントと言える程の偉そうなものではありませんが、何ヶ所かつくし群生地を見つけてわかった事があります。
大事なのは
つくしが生えていそうな所を意識して見る!!
事です。
「何を当たり前の事を」と思われるでしょうが、それくらいふとした所につくしが生えています。
意識して探そうとしないと、やはりなかなか見つかりません。
菜の花とかは明らかに黄色いので遠目からわかるのですが、つくしは保護色というか、生えている地面に馴染んでしまうので、遠目で見つける事は結構難しいです。
つくしが生えている時期は短いので、探すなら今(南関東なら2月下旬~3月)がチャンス。
今年見つけたポイントでは来年もほぼつくしが生えてきます。
あなたが見つけたポイントは、あなただけのつくしスポットになってこれからもつくし取りが楽しめます。
頭に思い浮かぶ「あそこならつくしが生えているかな」というスポットをこの時期に覗いておく事は有効な手段かと思います。
探す場所は日当たりのよい場所。
半日蔭のところに生えないわけではないですが、やはり日当たりの良い場所の方がよく生えてます。
上級者向けつくしの探し方。スギナの生えてる場所をマーキング
「つくし誰の子、スギナの子」って聞いたことないですか?
つくしはスギナの胞子茎でして、このスギナの生えている場所に、つくしが生えてきます。
スギナを見つけて場所を覚えておけば、ここにつくしが生えてくるのでそれを摘むのみです。
つくしはスギナの子と言いつつ、時期としてはつくしの後にスギナが生えてくることが多いので、関東でしたら4月5月にスギナが大繁殖しているのでその場所を覚えておいて、翌春に再訪するかたちになります。
つくしの生える場所。やはり土手が生えてる率高し
今回つくしをどっさり見つけたポイントで確度が高かったのはやはり「土手」でした。
そんなに立派な土手でなくても大丈夫。
むしろ今までの経験上、逆に大きな川の土手に生えてることは少なかった気がします。
傾斜がついている所につくしは生えている傾向があります(水はけが関係してる?)。
小さな川の土手沿いをクルマで走っていて、ふと外に目をやるとつくしが大量に生えていました。
後の手間を考えず、つくしが生えているのが嬉しくて、しこたまつくしを採取しました。
下処理として、つくしの袴(はかま)を取ります。
はかま取りにたっぷり1時間かかりました。
はかまを取ってよく水洗い。泥や汚れを落とし、アク抜きのため水につけて一晩放置。
採取日が日曜夕方だったので、月曜日のご飯に長女(7歳)の前々からのリクエストの「つくしの天ぷら」を嫁にお願いしておきました。
翌日のつくしの天ぷらが、コレ。
作ってもらって申し訳ないのですが、ちょっと衣が多いような…。
まぁ「じゃあお前が作れ」との世の奥様方の批判はその通りで、旦那が頼みもしないで拾ってきたつくしを無理やり料理しろと命じられた嫁にはゴメンナサイという気持ちです。
味はアクもちゃんと抜けてて、普通に美味しかったです。
私が目指す衣薄め、サクサク天ぷらは来年時間に余裕がある時自分で作ります 作りました↓。
天ぷらを作ってもつくしが大量に残ったので、卵とじとマヨ醤油も作りました。
卵とじはつくしを軽く茹でたあと、めんつゆで味付けして卵とじ。
初めて作りましたが、定番のつくし料理だけあって、安定の美味しさでした。
そこにつくしのちょっとした苦味がアクセント。春の味です。
写真上が胞子放出前のつくし。
下が胞子放出後のつくしになります。
胞子放出前のつくしの方が苦味が強いと言われています。
野草の本によっては、胞子放出前の「胞子穂が閉じているものを採取して食べましょう」と書いてありましたが、まとめて食べたら全然気になりませんでした。
コーナン市川原木店に寄った帰りにつくし取り
以前キッズ広場があると記事にも書いた、コーナン市川原木店。
店舗のすぐ近くの真間川の土手につくし大量群生してるのを発見しました。
写真は上記の地図あたりから撮影。
おそらくほとんど取る人がいないからでしょう、つくしわんさかです。
コーナン市川原木店はでっかい無料駐車場があります。
春のこの時期、コーナンで買い物がてら駐車場から歩いて子供とつくし取りが楽しめますよ。
更に写真はないのですが、近隣の原木西浜公園の土手にも大量群生を確認しました。
妙典橋も開通して(2019/03/26開通)行きやすくなったと思うので、浦安・行徳近隣にお住まいの方は狙い目ですよ。
船橋医療センターの仮設駐車場にもつくし
たまたま通りかかった、船橋医療センターの臨時駐車場のちょっとした傾斜にもつくしが生えていました。
前述した通り、なんて事ない傾斜につくしがなっているのわかりますかね?
何回か通った事のある道でしたが、今回初めて発見しました。
それまで気にも止めた事もない場所です。
脳内に「つくし」の意識が少しでもあったから、信号待ちで止まっている車中から見つけられたんだと思います。
意外なこんな所にもつくしが!
お彼岸でお墓に行く用事があったのですが、なんとお墓でもつくしを発見しました。
流石によそのお宅のお墓のつくしを取るのは気が引けたので採取はしませんでしたが、つくしの後に生えてくるスギナはなかなか厄介な雑草らしいので、取ってあげるのは実はそのお墓の為にもなります。
ただ、採取中にそのお宅の方がいらっしゃった場合の気まずさとのトレードオフで挑戦してください(笑)。自己責任でお願いします。
花粉症に効果アリ?つくしをお茶にして飲んでみる
「つくし茶が花粉症に効く」との噂があるらしいので、つくしが大量にあるので試してみることにしました。
話半分どころかほぼ信じていませんが、もっともらしく書いてあるサイトもあったので元手はタダで簡単に作れそうなので試してみました。
つくし茶の作り方
1.つくしを綺麗に洗う
2.つくしを乾燥させる
乾燥させたものが右。
左の緑の粉は胞子穂からこぼれた胞子です。
胞子は集めると綿ぼこりみたいにまとまります。
興味本意で舐めてみましたが、無味でした。
お茶の中に入れても問題ないのでしょうが、今回はスルー。
3.乾燥つくしを細かく切る
4.煎じて飲む
色は綺麗な緑色。底に胞子が沈んでいます。
2分程煎じて飲みました。
量が少ないのは、正直ちょっとびびりました(笑)。
匂いを嗅ぐとほんのりつくしの匂い。
草っぽいと言うか土手っぽい匂いが奥のほうにいます。
では、頂きます。
あれ?悪くない。普通に飲める。
緑茶の代わりに毎日飲むか?と言われれば飲まないでしょうが、「花粉症に凄く良く効く」と言われれば多分毎日飲める味です。
まぁ科学的な裏付けがまだないので、今回お試しで飲んだだけですが、効果があるのであれば続けられますね。
ちなみに晩と朝に1杯づつ飲んだのですが、効果は全く感じられませんでした。
【追記】
「つくし茶」ではなく「スギナ茶」はそれなりにメジャーで、いろんな会社が出してるんですね…。
まとめ
「つくし眼」を養おう!
前回探しに行った時は「つくしなかなか見つからないなぁ」と感じていたのですが、つくし眼が鍛えられるとつくしを簡単に見つけられるようになりました。
つくしは結構街中にも生えています。
今朝も駅に向かう道の植え込みで見つけましたし、地元の図書館の駐車場、先週末遊びにいった足立区のギャラクシティの前の街路樹の植え込み部分にも生えてました。
街中のつくしは生えてても数本なので採取に向くのはやはり土手。
私の少ない経験則ですが、大きな川の土手より小さな川の近くの土手の方が大量に生えていました。
いい季節になったので、お花見がてら近くの土手を探してみてください。
子供とのつくし取りはほっこりしますよ。おススメです!
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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