初めて体験した時の楽しさと言ったら、もう!
百聞は一見にしかず。
まずはこちらの動画をご覧ください。
これがマテ貝です。
キレイな砂地に生息し、食べてもとっても美味しい貝です。
取り方がユニークで大人も子供も楽しめること間違いなし!
今回も前回同様、千葉県の三番瀬での無料潮干狩りです。
マテ貝の取り方
マテ貝は砂浜の穴の中にいます。
平らなスコップやシャベル、コテなどで砂の表面を薄く削り、楕円形の穴を探します。
ポイントは1センチ程度の楕円形(涙型)の穴です。
こういった楕円形の穴にマテ貝はいます
丸い穴にマテ貝はいません。
楕円形の穴を見つけたらその穴に塩を投入。
この時100均などで売っている、調味料入れの中に塩を入れて持参するとやりやすいです。
こんな感じの塩を注ぎやすい口の容器なら大丈夫。
持っていたハズの調味料入れが見つからなかったので、100均で買った子供のペットボトルのアタッチメントで代用しました。
マテ貝は塩分濃度の変化に敏感らしく、塩を入れてしばらくすると穴からニョキっと顔を出します。
その出てきたところを捕まえるという寸法です。
1度顔を出した時に取り損ねても、ちょっと待つとまた出てきます、焦らなくて大丈夫。
取り逃がしても、再度塩を入れると出てきますのでご安心を。
マテ貝の取り方のコツ
マテ貝の先端部分を焦って取りに行くと、マテ貝は水管をちぎって穴に逃げていきます。
トカゲのシッポ切りみたいなもので、この水管がカレイの好物だとダッシュ海岸でやってましたね。
マテ貝の水管。貝部分でなく、マテ貝の先端の水管部分を掴むと水管を切って逃げられます。
コツは「待つ」こと。
出ぎわを取ろうとするのではなく、何回か上下に出入りするので、貝の部分がしっかり出てから貝の部分を掴んでください。
そんなに難しいことはないので、実践すればすぐ覚えられると思います。
貝部分は割れやすいので、あまり力を入れないように。
マテ貝も取られまいと必死に穴の中に戻ろうとします。
この力が強い強い。
揺さぶりながら、ちょっとずつ引き抜きます。
この攻防がささやかながら「狩り」感があり、とっても楽しいです。
うちの子も楽しそうに取っていましたよ。
マテ貝を効率的に取るには
一つの穴に集中して取るのもいいのですが、いっぱい取りたい場合は複数の穴に同時に塩を入れてマテ貝が出てくるのを待つといいです。
ある程度広範囲に砂を掘ってから、見つけた複数の穴に塩を投入。
出てくるタイミングが違うので、うまくいくと塩を入れた穴全部のマテ貝を取ることができます。
Amazonを調べたらこんな商品が売ってました。
これなら確かに広範囲の砂を削りやすいので収穫量はあがると思います。
マテ貝の食べ方
マテ貝はこう見えて二枚貝です。
砂を噛んでいる事があるので、アサリなどと同様砂抜きします。
砂抜きを終えたら、アサリと同じ感じで調理できます。
酒蒸し、バター焼き、マテ貝ご飯、ぬた、などなど。
クックパッド https://cookpad.com/search/マテ貝
私のオススメは「ぬた和え」です。
かつて九州旅行に行った時に、佐賀の旅館で出てきた「マテ貝のぬた和え」はとても上品で高級な味わいでした。
家で再現した時は、その味には及びませんでしたが、それでも大変美味しかったです。
今回は「マテ貝ご飯」に初挑戦。
フライパンにマテ貝と酒と水を適当に入れて酒蒸しします。
ちょっとだけ取れたアサリも一緒に。
マテ貝の身を取り出して、先程の酒蒸しの出汁と共に炊飯器に。
こんにゃく、シメジ、人参、油揚げを入れ、醤油、みりんで味を調えて炊くだけです。
アサリより美味しいか?と言われれば、正直アサリの方が美味しいと思います。
ただ、アサリは元のポテンシャルが高いので、誰が料理しても美味しくなります。
一方のマテ貝は、潜在能力は凄いと思うんですよね。
素人ではなくプロの調理人とかが料理したらもっともっと美味しくなる気はします。
ただ、マテ貝の場合は「取る楽しさ」も含めた春の味です。
「子供にやらせてあげたい」というだけでなく、大人がやっても夢中になっちゃう潮干狩りです。
まとめ
待ってろ!でっかいマテ貝!
この日取れたマテ貝の大きさは小指程度。
春先なのでまだまだ成長過程。
大きなものは万年筆大くらいにはなります。
その大きさになると力が強い強い。
「狩り」感が増して、より楽しめます。
管理潮干狩り場に行く場合でも、アサリがいるような所にはだいたいマテガイもいますので、調味料入れに塩を入れて持参して、お試しするのも良いかと思います。
興味のある方は是非チャレンジしてみてください、子供と一緒にやるのも面白いですよ。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(礼)。
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